果しなき河よ我を誘え『スモールワールド:リバーワールド』


人気のボードゲームの拡張と言うものは、基本セットがそれだけ売れていればどんどん出る傾向にあるのですが、

スモールワールド:リバーワールド

はそんな人気の『スモールワールド』の拡張セットで、ゲームマーケットに向けての紹介となります。

内容的には新たな“ちいさな世界”、「リバーワールド」のマップ(プレイ人数に応じて狭さが選択できるぞ!)と、イベントタイル、河上の「失われた部族」である「海賊」が加わります。

マップは河川で寸断されていて移動に大きな制限を受けるため、大きく征服するには河を移動する必要が出てきます。
「河」のルールは『スモールワールド:アンダーグラウンド』の河と同じで、トークン1枚で征服できるけど、特殊なパワーがない限りターンの最後に放棄しないとダメ。

海賊は生き残っていると、隣接する地域の得点が下がってしまうのでさっさと滅ぼしたほうが良い感じ。

特殊な地形は3種類;
・ところどころにある港は、支配すればするほど点数が上がることになります。

・造船所は支配下することでキャラベル船を手に入れることができ、地域の支配はターン開始時に配置したキャラベル船トークンのところから開始できるので、いきなりの遠征が可能です。

・予言者の寺院はイベントカードの山の一番上を見ることが可能となります。

イベントは各ターンの開始時にめくって、その効果を適用するもの。河が荒れて征服が困難になったり、凍結して陸地同然になったり、海賊船を再配置したり。

そんなに難しくは無い感じ。
マップの地形は『スモールワールド』準拠だけど、『スモールワールド:アンダーグラウンド』で使う場合は「トンネル」の時のルールに従って読み替えるとよいでしょう。
種族のパワーバランスもちょいと変わるし、『スモールワールド』をヘビロテしている人はもちろん、最近やっていないなと言う人にもぜひ挑戦していただきたく思います。

スモールワールド:リバーワールド
プレイ人数:2-5人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:40-80分
製作:Days of Wonder
デザイン:フェリペ・キーヤーツ
価格:イベント会場価格3,800円+税 通販価格3,888円