マグロかな……?『マクロスコープ』


ゲームも国別・出版社別でいろいろ傾向がありますが、今回紹介いたします

マクロスコープ

は、デザインはデンマーク人で、出版社はロシアのLifestyle。

同社の『スプラッシュ!』や『キリンメーター』のような手軽なパーティ系ゲームですが、SDJを受賞した『コルト・エクスプレス』の「立体物を組み立てて使用する」流れも汲む意欲作。
ホント、SDJは業界の流行発信源なのだ。



ゲームの基本はシンプルで……

この新発明の機械、組み立て式の「マクロスコープ」に……


組み立て精度はバッチリ。

なお、蓋パーツの組み立て用には両面テープ付属だけど、接着したほうが手っ取り早くて強度が出る。

これらのカードをセットし……

だんだん空いていく窓越しに、何の絵なのか当てるというもの。

シンプルじゃろ?

ルールもシンプルで、手番にダイス2個をふって、

それぞれのダイスの数字の蓋を、開けてもよい(つまり……開けなくてもいい)。
開けるたびに回答してもよい。

ワカラン!
もう1か所開けよう。

2箇所開けてもなお回答しないなら、クリスタルを2個もらい、他のプレイヤーが回答できます。

誰も回答しなかったら、次のプレイヤーのターンとなります。

次のプレイヤーが開けたらこうなった。

誰かが回答した場合、その回答に意義がある人は異議を唱えることができます(複数人いる場合は、ターンプレイヤーが誰から回答発表するか決める)。
上記の場合、正解だと8点、間違うと-8点!

ふたを閉めたのちカードを確認!

こうやって、
 開ける→回答する→(異議を唱える)→答え合わせ
を10ラウンド(10問)やって、一番点数が大きい人が勝ち。

やることはこれだけなのですが、イラストカードは線画でわざとタッチを大げさにつけており、なかなか何が書かれているか特定できない感じ。
また、どの窓を開けても絵の一部が見えるかというと、これが何も書かれていない部分もありで、運の要素もアリ。

ルールの説明も簡単なので、ゲーム初心者と遊べる軽めのパーティーゲームをお探しの方にはもちろんオススメですし、子供と一緒に遊べるゲームとしても(ジェネレーションギャップが若干あるイラストがありますが)オススメいたします。

マクロスコープ
プレイ人数:2-6人
対象年齢:6歳以上
プレイ時間:30分
製作:Lifestyule
デザイン:マルティン・ネデルガード・アンデルセン
価格:3,600円+税

●『マクロスコープ』正誤表

以下訂正になります
P.4『自分の手番になったら:』1項
誤)ダイスの目ごとに2つまで取り除くことができます。
正)ダイスの目ごとに2つのうちどちらかを取り除くことができます。
以上お詫びして訂正いたします。

『マクロスコープ』