正誤表

ヴォーロのモンスター見聞録

P.5 第1章:モンスター博物誌(2021-12-27)NEW!
 「なぜあのモンスターを差し置いてこいつを選んだ?」と訝しむ人もいるだろう。ドラゴンとギスヤンキはどこだ? なぜフィーンドもアンデッドも載っていない? 他のモンスターに関しては他の製品で取り扱っていきたいと考えている。その“他の製品”が出るまでは、階段の下に隠れているコボルドを警戒し、妖しい贈り物を差し出すハグに注意したまえ。-> 本章の記述はヴォーロの物の見方にもとづくものであり、おおむねフォーゴトン・レルム世界の話に限られる。そしてフォーゴトン・レルムでも、D&Dの多元宇宙のどこでも、現実は本章に示されたヴォーロ個人の観念よりもずっと多様である。DMは本章の記述のうち面白いと感じたものだけを採用し、それ以外は無視してかまわない。
P.11 オークのロールプレイ(2021-12-27)NEW!
ほとんどのオークは、破壊と殺戮の一生を送るよう吹き込まれて育つ。だが、ノールのように本性そのものが邪悪なクリーチャーとは異なり、オーク文化の外で成長したオークであれば、共感や愛や同情がわずかなりとも芽生える可能性はある。
 どれほど“文明的”に見えるオークであっても、一皮むけば血の飢えに満ちている。オークが文明圏のもろもろの制約に適合して暮らし続けようとしても、戦いを愛する本能と、己の力を誇示したいという欲求のせいで困難に見舞われることだろう。
->君がオークのロールプレイをする際、以下の表は面白い発想の元になるかもしれない。表は個々のオークにどんな性質があるかを示唆するもの。
P.11 手下としてのオーク(2021-12-27)NEW!
手下としてのオーク
オークの文化には並外れた力を持つ者に服従する性質が深く染みついているため、オークは強くカリスマ的な人物に服従させられることがある。悪属性のヒューマンの呪文の使い手や君主は特に好んでオークを奴隷化したり、騙して仕えさせたりする。君主は強大な軍事力を背景に部族を急襲して、その指導者層を殺害し、生き残りのオークたちを脅して屈服させる。
 呪文の使い手は普通、より悪辣な方法をとる。魔法で偽りの啓示を引き起こして部族を恐怖に陥れ、従順にするのだ。ウィザードであれば、戦闘酋長のすぐ下の階級のオークたちをそそのかして手下にし、彼らが長を打ち倒す手助けをするかも知れない。そのウィザードは、神々から届けられた啓示(実際には幻術をいくつか使ってうまいことやったに過ぎない)を根拠に指導者変更の正当性を立証する。そして部族を新たな指導者の命令に嬉々として従う襲撃隊に変えてしまうのである。
 また、敗北によって離散した部族の生き残りたちの中には、戦闘力を頼りに、個人または少人数のグループで働き口を探す者もいる。彼らは雇ってくれるなら相手が誰でも構わない。こうした傭兵たちは、(実際はどうあれ)独立不羈の生き方に誇りを持っていて、契約満了まで任務をまっとうしようとするかも知れない。それは契約を破ってお尋ね者になるよりは、雇い主から給料をもらっていた方が良いからである。
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P.12 ハーフオーク(2021-12-27)NEW!
ハーフオーク           
ヒューマンが語るオークの姿は、略奪好きの魔物で、自分たちの数を増やすために他の人型生物と子をなそうとする輩といったもの。だが実際のところ、オークが異種族と子作りをするのは、それが部族の強化につながると思われた場合だけである。戦闘力と凶暴さにかけてはオークに引けを取らないようなヒューマンとオークが出会い、両者が互いの血統をまじりあわせることによって同盟を結ぶことはそこまで珍しくない。
 オークの部族にいるハーフオークは、力においては純血のオークに劣らず、知恵においては大きく勝ることが多い。ゆえにハーフオークは同年代の仲間に比べて部族内での出世が速く、部族の指導者にまで昇りつめることもある。
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P.31 コボルドのロールプレイ(2021-12-27)NEW!
コボルドのロールプレイ
コボルドは知っている。世界はきびしく、これに立ち向うにはコボルドの力はいかにも弱い。コボルドは知っている。コボルドは小さく弱々しく、大きなクリーチャーはそこにつけこんでくる。コボルドは子供のうちに死ぬかもしれない。コボルドの一生はつらい骨折り続きだ。
 この人生観は暗いものに見えるかもしれない。だがコボルドは自分の仕事に、部族の生存に、そして自分が最強の竜と同じ血をひいていることに満足を見出す。
 コボルドは特に賢いわけではないが、オークのように愚かでもない。よく回る舌や機転でコボルドを丸めこむことはできるだろう。だがコボルドは「だまされた!」と気づいたならその恥を決して忘れない。機会があれば相手に何とかして少しでもしかえしをする。
 コボルドは追いつめられるのや孤立するのが嫌いだ。安全な逃げ道があればそれが一番だが、ないならせめて味方の近くにいて、生き残る公算を高めようとする。逃げ道も味方もないとコボルドはびくびくし、さっきまでおとなしく黙っていたかと思うと急にかんしゃくをおこす。
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P.49 請け戻し(2021-12-27)NEW!
請け戻し
ファイアー・ジャイアントがつかまえた者を謝礼と引きかえに元の家族や共同体のもとへ返してやった例は多い。これはつまり、「こいつは特に役立つ技術を持っているわけではない。しかも他の連中が、こいつを返せば金を払うと言っておる」と判断した結果である。商人や貴族など、口の立つ囚人がこの種の救済にあずかりやすいのは言うまでもない。
 ファイアー・ジャイアントの要求する謝礼に、黄金や宝石などといったつまらぬものが含まれる例は少ない。彼らはむしろミスラル、アダマンティン、特別な奴隷(=特別有用な技術や特別丈夫な体を持つ奴隷)での支払いを好む。
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P.54 ノールおよび、イーノグフのカルト教団員のロールプレイ(2021-12-27)NEW!
ノールおよび、イーノグフのカルト教団員のロールプレイ
ノールの性格や外見はバリエーションが少ない。集団として見た時のノールは、デーモン・ロードから死と破壊をまき散らせと命じられるままに動きまわる原始的な力そのものである。
 ノールと(殺し合いでなく)話をする唯一の現実的な機会は、ノールの戦闘集団に同行しているカルト教団員に仲介してもらうことだ。こういった人間のクズが、キャラクターたちに必要な情報を知っている場合もあるだろう。ことによると、元はキャラクターの友人だったがイーノグフ崇拝に染まってしまったという可能性すらある。標準よりも知的なノールや社交的なノールを演出する際には、イーノグフのカルト教団員に持たせるのと同様の設定を持たせてみよう。
->君がノールやイーノグフのカルト教団員のロールプレイをする際、以下の表は面白い発想の元になるかもしれない。表はこうしたNPCにどんな性質があるかを示唆するもの。
P.65 ハグの住処アクション、第2段落3行目(2019-11-15)
“叔母様”->“伯母様”
P.72 ビホルダーのロールプレイ(2021-12-27)NEW!
ビホルダーのロールプレイ
ビホルダーはいつも我が身の安全を心配し、自分の下僕以外のあらゆるクリーチャーを警戒し、脅威とみなした相手には攻撃的な対処を取る。ビホルダーの前で謙虚にふるまい、私の力などビホルダー様には及ぶべくもありませんとへつらう相手に対しては、好意を見せる場合もある。だがビホルダーの前で自分の業績を誇ったり、自分は強いと言い張るような輩には、即座に攻撃をしかける。そのような輩は脅威か馬鹿のいずれかであり、どちらにしろ情けをかける理由はないのだ。
 すべてのビホルダーは“自分こそがビホルダーの理想像であり、他のすべてのビホルダーは自分より劣っている”と信じる一方で、他のビホルダーは自分の最強の敵であるとも思っている。冒険者が他のビホルダーの住処や活動に関する情報を提示したなら、ビホルダーがその冒険者に協力することもありうる。あなたこそ完璧にして究極、ビホルダーの中のビホルダーですとお世辞を言うだけでも、ビホルダーと敵対せずに済む可能性はある。
 1体1体のビホルダーに個性を持たせるために、以下の各表を使ってさまざまな特徴を与えてみよう。
->君がビホルダーのロールプレイをする際、以下の表は面白い発想の元になるかもしれない。表は個々のビホルダーにどんな性質があるかを示唆するもの。
P.84 マインド・フレイヤーのロールプレイ(2021-12-27)NEW!
マインド・フレイヤーのロールプレイ
典型的なマインド・フレイヤーはコロニーの集合知性の一部として存在する人ならざる化け物だ。だが、イリシッドはエルダー・ブレインに遠隔操縦される人形ではない。1体1体のマインド・フレイヤーは固有の鋭敏な知性と人格と動機を備えているのだ。
->君がマインド・フレイヤーのロールプレイをする際、以下の表は面白い発想の元になるかもしれない。表は個々のマインド・フレイヤーにどんな性質があるかを示唆するもの。
P.98 ユアンティのロールプレイ(2021-12-27)NEW!
ユアンティのロールプレイ
ユアンティは無感情だが、しかし(ヒューマンが得てして自分のことを鶏や兎うさぎよりすぐれていると感じるのと同じように)自分は人型生物よりすぐれていると確信している。この確信は彼らの中では事実上、完全に客観的なものであって異論を許さない。ユアンティにとってあらゆるクリーチャーは3種に大別される。脅威、ユアンティ、肉。“脅威”というのはデーモン、ドラゴン、ジンニー等の強力なクリーチャーである。“ユアンティ”というのはカーストを問わずすべての同族を指す。もちろん敵対するユアンティは危険であり、弱いユアンティや死んだユアンティは食料になることもあるが、やはりユアンティは同胞であって、一定の尊敬に値する。“肉”というのは脅威でもユアンティでもないクリーチャー全部を指す。これは卑しいつまらぬ役には立つがそれ以上気を配る価値はない。
 ほとんどのユアンティは、肉に話しかけるのは卑しいことと思っている。アボミネーションやマリズンは緊急時(戦闘で指令を与える時など)以外、奴隷と直接に意思を疎通することはめったにない。緊急時以外は、奴隷はあるじの機嫌に気を配り、あるじの望みを予測して動き、命令を示す手や頭部や尾の小さな仕草を見逃さぬようにせねばならない。
 ピュアブラッドは人型生物に混じって活動するため、人型生物と礼儀正しく話すことを学ぶ必要がある。従ってピュアブラッドだけは“肉”のクリーチャーとのやりとりのしかたを訓練する。訓練の中には、下等な者どもを対等な相手として話しかけるのが内心イヤでもそれを表に出さぬ訓練や、自分が単なる助言役に過ぎぬかのように人型生物の支配者に頭を下げこびへつらう訓練も含まれる。ピュアブラッドの間者は“肉”のクリーチャーに一種冷然たる軽蔑を抱きつつも、つとめて愛想よく接し、弁舌さわやかに本心を隠すことができる。
 ふつうの時は、ユアンティは目上の者にはいつも穏やかにうやうやしく接する。目下の者にはそっけなく形式ばった態度をとる。身分の高低が怒りやさげすみにつながることはない(そもそもユアンティは怒りやさげすみを感じない)。身分は単に自然な秩序に属するものである。彼らの文明はずっと昔、「低いカーストの者には距離を置いて一定の敬意を払っておくのが、反乱を防ぎ、ユアンティ族全体の大義をおしすすめることになる」と気づいたのだ。
->君がユアンティのロールプレイをする際、以下の表は面白い発想の元になるかもしれない。表は個々のユアンティにどんな性質があるかを示唆するもの。
P.99 同族食いと生贄(2021-12-27)NEW!
同族食いと生贄
最初のユアンティたちを生み出した儀式は、蛇の神々を崇めるヒューマンに「奴隷や囚人のヒューマンを殺して食え」と命じるものだった。この同族食いはさまざまな結果を生んだ。それは文明的な人型生物が長らく守ってきたタブーを打ち壊し、ユアンティを他の文明から“道義的価値を重んじないクリーチャー”として隔絶させた。それはユアンティの肉体をけがし、ユアンティを黒い魔法を受け入れやすい存在にした。そしてそれは爬虫類の精神の冷酷非情ぶりを、ユアンティの尊ぶ性質を、まねるものでもあった。
 今日、ユアンティを崇めるカルト教団員の中でも特に熱狂的な者は同族食いをする。「自分もユアンティになろう」と思っている者も、これに含まれる。ユアンティの都市でもヒューマンを生贄に捧げて食うという行為は続いているが、ユアンティはヒューマンではないのでもはや同族食いとはいえない。それでもやはり、ヒューマンであることを拒絶し、ユアンティであることを賞揚する行ないには違いない。
 ユアンティにとってユアンティを食べることはタブーではない。ユアンティは飢えに苦しんだなら目下の者をためらいなく殺して食べる。ユアンティの集団が飢えに苦しんだなら自分たちの中で一番弱い者を殺して食べる。飢えていない平常の時は、死んだユアンティは食べずに土葬や火葬にするのが普通だが、大英雄や高貴な者が死んだ時は尊敬の念をあらわすために儀式のなかで食べることもある。
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P.105 アアシマールの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:天界の力を吹きこまれているため、ほとんどのアアシマールは善属性である。一方、道を外れたアアシマールは中立または悪属性の者がほとんどだ。->(削除)
P.107 ケンクの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:ケンクは混沌の生き物であり、長続きする共同体を築くことはめったになく、もっぱら自分の身の安全ばかりを気にかける。ケンクのものの見方はおおむね“混沌にして中立”である。->(削除)
P.109 ゴライアスの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:個々人に明確な役割と任務を持たせるゴライアスの社会は秩序の傾向が強い。公正さを重んじる感覚と、何事も他人を頼るな自分でやれという気風とが釣り合った結果、ゴライアスは(訳注:善と悪に関しては)中立の傾向にある。->(削除)
P.111 タバクシーの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:タバクシーは衝動や気分によって判断を下しがちであり、混沌寄りの傾向を持つ。強欲その他のよこしまな衝動ではなく好奇心に突き動かされる者がほとんどなので、悪属性のタバクシーは稀だ。->(削除)
P.113 トリトンの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:トリトンは“秩序にして善”の傾向を持つ。大洋の最深部の守護者である彼らの文化は、規律と慈悲を重んじる。->(削除)
P.115 フィルボルグの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:大自然の周期に従い、大自然の番人を自認するゆえに、フィルボルグは“中立にして善”の者が多い。悪属性のフィルボルグは稀であり、他のフィルボルグからは強く敵視される。->(削除)
P.117 リザードフォークの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:ほとんどのリザードフォークは“真なる中立”だ。彼らにとってこの世界は狩る者と狩られる者の場所であり、生と死は世界の自然な一部である。彼らは生き続けること以外何も欲さず、他のクリーチャーも各人の好きなようにやればいいと思っている。->(削除)
P.119 オークの特徴(2019-11-15)
(「移動速度」と「猛進」の間に追加)->暗視:君は“薄暗い”光の中では自分から60フィートまでを“明るい”光の中であるかのように見通せる。また、同じ範囲の暗闇の中を“薄暗い”光の中であるかのように見通せる。暗闇の中で物の色を見分けることはできず、ただ白黒の濃淡のみが見える。
P.119 オークの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:オークは“この世界は俺たちのためにある”と信じている獰猛な略奪者である。彼らは何よりも力を尊び、弱さという病が広がるのを防ぐために強い者は弱い者を虐げるべきだと信じている。たいていのオークは“混沌にして悪”である。->(削除)
P.119 ゴブリンの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:典型的なゴブリンは自分の利益しか気にかけないため、“中立にして悪”である。悪でないゴブリンもいないことはないが、かなり珍しい。->(削除)
P.119 コボルドの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:コボルドは本質的に利己主義であるため悪属性である。また、集団の力に頼ることから秩序属性の傾向がある。->(削除)
P.119 バグベアの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:バグベアは仲間を犠牲にしてでも自分の力だけで生き延びねばならない過酷な境遇を甘受しており、“混沌にして悪”の傾向がある。->(削除)
P.120 ホブゴブリンの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:ホブゴブリンの社会は厳格で情け容赦のない行動規範に基づいているため、ホブゴブリンは“秩序にして悪”の傾向がある。->(削除)
P.120 ユアンティ・ピュアブラッドの特徴(2021-12-27)NEW!
属性:ユアンティ・ピュアブラッドは感情を持たず、他者を利用するべき道具とみなす。秩序や混沌はほとんど気にかけない。彼らはおおむね“中立にして悪”である。->(削除)
P.139 グラング、左段第5段落(2019-09-21) P.140 グラングの原野の術士(2019-11-15) P.221 クリーチャー種別別のデータ・ブロック、中段、人型生物(2019-11-15) P.222 環境別のデータ・ブロック、左段、脅威度1(2019-11-15) P.224 環境別のクリーチャー、右段、森のクリーチャー(2019-09-21)
グラングの原野の術士->グラングの自然の御子
P.205 レッドキャップ(2019-11-15)
AC:13(レザー・アーマー)->AC:13(外皮)