コラム

D&D第5版へのお誘い 『エベロン冒険者ガイド:最終戦争を越えて』

更新日: 2020.10.07

5 付属アドベンチャー運用時の注意

 『エベロン冒険者ガイド:最終戦争を越えて』はD&Dの新たな背景世界エベロンを扱うサプリメントであり、DMにもプレイヤーにも役立ちます。その魅力をかんたんにご紹介します。
 注意:今回記事は付属アドベンチャーの「ねたばれ」を大量に含みますのでプレイヤー予定の方はお気をつけください。

 しかし最初はまず付属アドベンチャーからといきたいところです。
 本書付属アドベンチャー『失われた秘宝』は、大都市シャーンを舞台に複数の闇の組織と戦うものです。ネタもよく「次の自作アドベンチャー/既存アドベンチャー改変版」につなげやすいのもよい。しかし「誘拐事件解決後の誘導」が弱いのがやや気になります。これについては複数の解決法があり……
 子供を誘拐された貴族が「ついては次は誘拐犯に復讐したい」と言って報酬をドンとつむのも手です。ただシャーンは法治社会なので貴族が違法行為を依頼するのはやや不自然かもしれません。これはプレイヤー&キャラクター面子を見る必要あり。
 生き残りのウォーフォージドを次の依頼人にする手もあります。
 女ハーフオーガが「子供を連れて」逃げたことにする手もあります。
 ヴィルロイからの再依頼があったことにする手もあります(彼女にとってダースクにダメージを与えるのは損にならないからです)。
 ここらへんの中から「PC/PCグループの設定と動機に合ったもの」を選ぶとよいでしょう。エベロンは通常のD&D以上に設定と動機を重視することで一層もりあがる世界です。

文:桂令夫

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