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D&D第5版へのお誘い 『エベロン冒険者ガイド:最終戦争を越えて』
コラム
D&D第5版へのお誘い 『エベロン冒険者ガイド:最終戦争を越えて』
更新日: 2020.10.02
2 種族オプションと新クラス
『エベロン冒険者ガイド:最終戦争を越えて』はD&Dの新たな背景世界エベロンを扱うサプリメントであり、DMにもプレイヤーにも役立ちます。その魅力をかんたんにご紹介します。
本書独自の種族オプションと新クラスは:
(1-1)新種族:ウォーフォージド
(戦争用に作られた生ける人造クリーチャー)、
カラシュター
(異次元の存在とヒューマンが融合した種族、テレパシー能力を持つ)、
シフター
(短時間だけ動物っぽくなって特殊能力を得られる半獣人)、
チェンジリング
(自由に姿形を変えられる変身種族)。
(1-2)ドラゴンマークを持つキャラクター:この世界には
ドラゴンマーク
と呼ばれる謎のあざを持つ複数の名家が存在し対立をくりかえしています。ドラゴンマークを持つキャラクターは、マークごとに独自の特殊能力が入り、呪文発動クラスの呪文リストに呪文が追加されます。例えば治癒のマークを持つハーフリングのジョラスコ氏族員はクラスに関わりなく3レベル呪文に
オーラ・オヴ・ヴァイタリティ
が追加されたりします。
(1-3)エベロンではPC向きの種族:エベロンではゴブリン類やオークの悪者度が低くなっており、PCに使いやすいです。むろんデータも完備。
(2)新クラス:アーティフィサーは物体を魔法のアイテムとして目覚めさせる技術を体得した天才的発明家です。魔法のアイテムと同様の効果を生み出せてたいへん便利です。【知力】が主要能力値となっている珍しいクラスでもあり、調査&知識要素のあるアドベンチャーにはウィザードとアーティフィサーのどっちかがいると有利です。
文:桂令夫
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