「名人戦」開幕直前! ライター陣による「Opus IV」環境のオススメデッキ5選!

『FINAL FANTASY Trading Card Game』の公式記事連載。今回は直前に迫った「Opus IV」発売後初の大型大会「名人戦」直前ということで、ライター陣に「Opus IV」環境のオススメデッキとその使い方を紹介してもらいます!

なお、先週も「Opus IV」環境のデッキとして「土氷マジックポット」を紹介しているので、よろしければこちらもぜひご覧ください!

なお、デッキ構築の基本的なことが知りたいという方はこちらの記事をどうぞ!

『FF-TCG』のデッキを作ってみよう!
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『FF-TCG』を遊んでみよう!
入門編I:『FF-TCG』ってどんなゲーム?
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◆「Opus IV」環境のデッキを一挙に5つ紹介!

●デッキその1 水単t土モンスター 製作者:master

カードNo. カード名 枚数
フォワード(23枚)
3-139C 《ナイト》 2
4-137L 《ミラ》 2
4-144H 《リルム》 3
3-130R 《カイナッツォ》 3
4-130H 《ストラゴス》 3
4-133C 《バイキング》 1
3-144L 《レナ》 3
4-123H 《ガウ》 3
4-074C 《暗黒騎士》 1
4-080L 《ケフカ》 2
バックアップ(17枚)
3-122C 《アルテミシオン》 1
1-157C 《学者》 3
2-130C 《占星術師》 3
4-126R 《剣術士》 3
1-180R 《ワッカ》 3
4-131R 《トンガリ》 2
4-134C 《ブラネ》 2
モンスター(10枚)
4-121C 《アダマンタイマイ》 2
4-124C 《グリーンドラゴン》 3
4-132R 《トンベリーズ》 3
4-142R 《モルボル》 2

新環境でも多くの人が本命と考えるであろうモンスターを軸にした「水単t土」モンスターデッキです。
このデッキは、従来の「水単」が召喚獣で補っていた要素をモンスターを含めたキャラクターで埋めることで【3-130R】《カイナッツォ》を絡めた全体除去をより強力に使うというコンセプトになっています。

具体的には【1-178R】《リヴァイアサン》の代わりに【4-130H】《ストラゴス》、【2-133R】《不浄王キュクレイン》の代わりに【4-132R】《トンベリーズ》といった交換がされています。

そしてフォワード陣の充実も見逃せません。
【3-144L】《レナ》で復活させられるフォワードである【4-137L】《ミラ》、【4-144H】《リルム》はどちらもアドバンテージを取ることができます。

【4-137L】《ミラ》は【4-132R】《トンベリーズ》と強力なシナジーを持ち【3-130R】《カイナッツォ》がいなくても、この2枚だけでパワー8000までのフォワードを倒せます。

【4-144H】《リルム》はフィールドに出たときのオートアビリティで実質0コストのフォワードのように使えますし、モンスターをフォワード化することで、けん制のために置いておいた【4-121C】《アダマンタイマイ》のようなカードをアタック、ブロックに使えるようになります。

ちなみに【4-144H】《リルム》のちょっとした小技として、フォワード化のアビリティを相手モンスターに使うというものがあります。
【1-107L】《シャントット》や【3-145L】《聖天使アルテマ》に合わせて相手のモンスターをフォワード化することで、それを全体除去に巻きこむことができるので「土単」などを相手にするときはおぼえておくといいでしょう。

ほかの新戦力としては【4-123H】《ガウ》も強力です。

【3-144L】《レナ》と同じくフィールドに出すだけでアドバンテージが取れるのみならず、モンスターの数に応じて強化されるので攻防の軸として活躍します。スペシャルアビリティで除去もできるため、これも「水単」に求められていた人材といえるでしょう。

また、バックアップにも有用なカードが増えています。
【4-126R】《剣術士》は能動的にブレイクゾーンに置けるバックアップであり、【3-139C】《ナイト》を復活させられます。このデッキは【4-074C】《暗黒騎士》も採用しているのでこちらをアタックフェイズ中に戻す使い方も強力です。
そして、それらの一般兵をサーチできる【4-134C】《ブラネ》もデッキの潤滑油として働いてくれます。

なお、モンスターを軸に構築する際に意識したいのが【2-147L】《皇帝》です。アクションアビリティが使えなくなるため、モンスターがただの置物になってしまいます。
このデッキでは、彼に対抗するため【4-080L】《ケフカ》を採用しています。

多くの場合、フォワードとモンスターをコストにして出すことになりますが、手札に【4-074C】《暗黒騎士》があればCPを支払ってプレイすることも可能です。【4-074C】《暗黒騎士》はこの目的でも投入されています。

もう1つ、注意したいカードが【3-037H】《死の天使ザルエラ》です。このデッキはフォワード化するモンスターも含めて攻め手が全員2、3、5コストのカードなので、【3-037H】《死の天使ザルエラ》は天敵です。
氷属性を使うデッキを相手にするときは、うかつにダルにしないこと、【2-130C】《占星術師》を使えるようにすることを意識しましょう。

この「水単t土モンスター」は、細かい型の違いは出るものの「Opus IV」環境ではほぼ間違いなく環境の中心となる強さがあり、かつ新カードを多く使える楽しさもあるため、今後開催される「名人戦」でもよく見かけるデッキタイプとなるでしょう。
自身で使うのか、それとも仮想敵とするのかはプレイヤーの皆さんしだいですが、大会で勝ちたい方は意識しておきましょう!

<master>

●デッキその2 風雷チョコボオニオン 製作者:たるほ

カードNo. カード名 枚数
フォワード(33枚)
1-063H 《ヴァン》 1
1-075C 《チョコボ》 2
3-049C 《イザナ》 3
3-056H 《ジタン》 2
3-066R 《バルバリシア》 1
4-054L 《オニオンナイト》 3
4-063C 《チョコボ》 2
4-069H 《モーグリ》 2
1-125R 《オニオンナイト》 3
1-136C 《ザルバック》 1
2-097H 《アルシド》 3
2-098L 《異才のアモン》 2
2-099L 《イデア》 3
4-097H 《アークエンジェルEV》 1
4-102R 《黒のワルツ3号》 3
2-147L 《皇帝》 1
バックアップ(17枚)
1-083H 《マリア》 3
4-064L 《デブチョコボ》 3
1-121C 《赤魔道師》 3
2-106R 《グラミス》 2
2-108C 《黒魔道士》 3
4-113C 《魔人》 3

このデッキは、風の新レジェンド2種を使った爽快感あふれるビートダウンデッキです。
デッキのコンセプトとしては『「雷単」に風属性を足してスピード感を持たせたい!』というイメージです。

デッキの2大キーカードのうち、【4-064L】《デブチョコボ》はバックアップとフォワードを同時に展開できるためテンポ面で非常に優れています。また、オートアビリティでデッキから出せるカードのなかでも【1-075C】《チョコボ》はヘイストを持っているため、序盤のダメージレースを有利にしてくれるでしょう。

フィールドに出したあとも【ジョブ(チョコボ)】を強化できるので、出して終わりでない点もすばらしいです。これだけの強力カードでありながら【3-049C】《イザナ》でサーチできるのもうれしいですね。

もう1つのキーカードである【4-054L】《オニオンナイト》も除去につながる自己完結した3つのアビリティを持つ強力なカードです。
基本的にはオートアビリティでダメージを与えてからスペシャルアビリティを使うことで、相手の大型フォワードを除去することが多いですが、スペシャルアビリティを使うことで相手の除去をかわしたりダル状態から擬似的にアクティブ状態に戻ったりと、多彩な使い方が可能なテクニカルさも持ち合わせています。

このデッキは上記の要素以外は基本的に「雷単」として運用します。
注意すべきポイントは【2-099L】《イデア》のために雷属性のバックアップをしっかり置いていくことで、具体的な手順としては[雷属性のバックアップ1枚→【4-064L】《デブチョコボ》→雷属性のバックアップ2枚→最後に【1-083H】《マリア》]と並べていくのがいいでしょう。

1枚だけ入っている【2-147L】《皇帝》ですが、彼に関してはあまりフィールドに残すことを意識してはいません。出したターンに相手のアクションアビリティなどを封じられれば十分で【1-101R】《ギップル》のような、ゲームを決める際に使うカードというイメージでいるといいと思います。

「Opus IV」環境での対戦ではモンスターが非常に重要な役割を果たすと考えています。
そのため【2-147L】《皇帝》の重要度は高まっていくと思いますが、彼に依存しすぎても、それはまた逆にデッキのウィークポイントになってしまいます。そのためには彼がいなくてもモンスターを使うデッキと戦えるようなデッキの強みが必要です。

このデッキでは「速度」というデッキの強みを押し出し、それでも足りない場合には【2-147L】《皇帝》というバランスでいます。
もちろん、もう少し速度を落とすならば「風雷」には【4-052C】《アレキサンダー》や【4-116C】《ラムウ》といった優秀なモンスター対策カードがあるので、そちらの採用を検討してもいいでしょう。

モンスターという新要素が加わってさらにかけ引きの奥深さを増した「Opus IV」環境、どんなデッキがこれから出てくるのか、楽しみです!

<たるほ>


●デッキその3 土単 製作者:J

カードNo. カード名 枚数
フォワード(23枚)
1-093H 《ヴァニラ》 1
1-101R 《ギップル》 2
2-075H 《イングズ》 3
2-081L 《ガブラス》 1
2-094H 《リディア》 3
3-084C 《WRO隊員》 3
4-085H 《ダダルマー》 1
4-087R 《ディリータ》 1
4-092H 《プリッシュ》 3
3-092L 《プリッシュ》 3
2-147L 《皇帝》 1
3-154S 《ジタン》 1
バックアップ(17枚)
1-085R 《エナ・クロ》 3
1-105C 《幻術師》 3
1-111C 《タマ》 1
1-120C 《モンク》 2
1-204S 《ジェシー》 1
2-089C 《モンク》 2
3-076R 《仮面の女》 1
3-085C 《WRO隊員》 3
4-079C 《黒魔道師》 1
召喚獣(9枚)
1-106C 《ゴーレム》 3
1-117R 《ヘカトンケイル》 2
4-093R 《ヘカトンケイル》 2
4-073C 《アトモス》 2
モンスター(1枚)
4-088C 《盗賊バンガ》 1

土属性は「Opus IV」で複数の除去手段と、さらなるタフさを手に入れました。特に実用的な除去が増えたことで、これまでよりも能動的に相手に干渉できるようになったため、フォワードのパワーと除去の二方面で攻められるようになったと感じています。

まず、除去としては以下のようなカードが加わりました。

【4-087R】《ディリータ》は、味方フォワードをブレイクすることで、それと同コストのフォワードをブレイクできます。
【2-075H】《イングズ》や【1-093H】《ヴァニラ》のようなカードで相手の【2-098L】《異才のアモン》のような強力なフォワードに対処できます。
また、効果によって選ばれるとパワーが上がるという能力も持っており、出した後もしっかり存在感を示してくれるのも優秀です。

【4-093R】《ヘカトンケイル》は2コストと軽く、フォワードを出してすぐに【4-093R】《ヘカトンケイル》を召喚、と動くことで信頼度の高い除去となります
【4-087R】《ディリータ》(選ぶためパワーが上がる)、【4-085H】《ダダルマー》(ダメージを追加で与えられる)、【1-093H】《ヴァニラ》(復活回数が増える)など、多くのカードとシナジーするのもいいですね。
ほかにも、このデッキには入っていませんが【4-083L】《シャントット》に使えばフィールドが焼け野原になるでしょう。

【4-073C】《アトモス》は【1-124R】《オーディン》のような使い勝手の召喚獣で、EXバーストしたときの効果には目を見張るものがあります。「土単」は終盤手札が余ることも多いので、普通に召喚するのも十分視野に入ります。コストは重いものの、デッキスロットに余裕があるならぜひ入れておきたい召喚獣ですね。

次に、新戦力のフォワードです。
前述の【4-087R】《ディリータ》や【4-085H】《ダダルマー》など、強力なものの多いなかでもっとも土属性にとって収穫だったのは【4-092H】《プリッシュ》でしょう。

【3-092L】《プリッシュ》は、ブレイクゾーンに置かれたときに手札から《プリッシュ》を出せるというアビリティを持つ強力カードです。しかし、彼女自身が6コスト、もう1枚の【1-116L】《プリッシュ》も5コストと重く、両方入れていると【1-116L】《プリッシュ》をコストの一部にして【3-092L】《プリッシュ》を出さなくてはならないという状況もありました。

【4-092H】《プリッシュ》の登場で、この問題がほぼ解決されました。【4-092H】《プリッシュ》は、5、6コストの《プリッシュ》より先に出して相手にプレッシャーをかけられるだけでなく、自身も最終的にパワー7000でブレイブを持つフォワードになるため、彼女を無視し続けることは難しいでしょう。

仮に相手に放っておかれたとしても、このデッキでは【4-087R】《ディリータ》でブレイクしたり、【4-093R】《ヘカトンケイル》で相討ちさせたりと、ブレイクゾーンに置くことは難しくありません。

今回のデッキでは【4-092H】《プリッシュ》と【3-092L】《プリッシュ》を3枚ずつ投入していますが、【1-116L】《プリッシュ》も1枚くらい
入れておいてもいいかもしれません。3種類中2種類がスペシャルアビリティを持っているため、手札に重なっても無駄になりにくいですからね。

もう1枚、土の新戦力として期待されるのが【4-088C】《バンガ》です。

相手ターンに除去されにくいブレイブ持ちのパワー7000として扱えるので「火単」や「雷単」といったデッキに対して【3-017L】《ビビ》や【2-097H】《アルシド》を気にせずプレイできる点が優秀です。

先に紹介した【4-092H】《プリッシュ》や【4-085H】《ダダルマー》も、こういった「先出し」がしやすいフォワードであり、これまでフォワードのオートアビリティで除去をしてくるデッキに対して後手に回らず立ち回れるようになったのも「Opus IV」後の「土単」の強みといえるでしょう。

このように「除去」と「タフさ」を手に入れた「土単」ですが、弱点がないわけではありません。
このデッキの弱点は、フォワードを除外する効果とモンスターです。

【1-093H】《ヴァニラ》や各《プリッシュ》は、ブレイクゾーンに置かれなければアビリティを発揮できません。
【4-083L】《シャントット》や【1-176H】《ユウナ》、あるいはアビリティを失わせてくる【2-138L】《ユウナ》などはやっかいな相手となります。

また、相手のモンスターに干渉しにくい点にも注意が必要です。
特に【4-111H】《ベヒーモス》は採用頻度も高そうで、かつ【1-150R】《ルールー》などを置かれると【4-093C】《アトモス》などでも対処できず、被害が大きくなりがちです。

こういった一部苦手とするカードもありますが、それを補って余りあるパワーを持っているのが「土単」の魅力です。
高いパワーで押しつつも、ときにシナジーを活かした戦いもできる、意外と器用な「土単」をどんどん研究していきたいですね!

<J>

ここからは開発部荒井のデッキと、オマケで編集(川)のデッキを紹介!
●デッキその4 火土ブチ切れ『FFVII』 製作者:荒井

カードNo. カード名 枚数
フォワード(20枚)
2-024R 《ロッソ》 2
3-012L 《ザックス》 2
PR-002 《ヴィンセント》 2
4-075H 《ヴィンセント》 3
4-089R 《バレット》 3
4-085H 《ダダルマー》 2
4-083L 《シャントット》 3
4-145H 《クラウド》 3
バックアップ(18枚)
1-010C 《黒魔道師》 3
4-008C 《学者》 3
4-031C 《賢者》 1
3-015R 《黒のワルツ2号》 1
4-095C 《モンク》 3
3-094C 《ペリノア》 2
4-082C 《ジェシー》 2
4-090R 《ビッグス》 2
4-076R 《ウェッジ》 1
モンスター(7枚)
4-019C 《ボム》 2
4-018R 《ボム》 3
4-088C 《盗賊バンガ》 2
召喚獣(5枚)
1-117R 《ヘカトンケイル》 2
4-093R 《ヘカトンケイル》 3

【4-083L】《シャントット》による全体ダメージでフィールドを更地にして制圧するのがコンセプトの「火土」デッキです。

このデッキでは【4-083L】《シャントット》をブチ切れさせる(=ダメージを与える)ためのカードがいくつか入っていますが、その代表格が【4-018R】《ボム》です。

【4-083L】《シャントット》と【4-018R】《ボム》の組み合わせは、お手軽に8000ダメージ+除外効果を発揮できるうえにタイミングを問わず発動できるので、ブレイクゾーンからの復活を防ぎつつ、フォワード化できるモンスターにも有効です。

このコンボを決めるまでに盤面を維持するために【4-089R】《バレット》と【4-145H】《クラウド》を中心とした『FFVII』のフォワードを投入しています。

【4-089R】《バレット》はパワー8000のブレイブ持ちというスペックを持つうえ【4-090R】《ビッグス》の強化アビリティでパワーが10000まであがるので攻防に活躍するでしょう。
フィールドに残りやすいので【4-145H】《クラウド》のオートアビリティも使いやすくなります
そして、彼らはどちらも【4-082C】《ジェシー》でコストが軽くなるためバックアップ5枚から両方を一気に出して除去+戦力展開という動きも難しくありません。

また、どちらも全体除去になるスペシャルアビリティを持っているので、前述の【4-018R】《ボム》ともコンボします。

このデッキにはもう1つ、盤面をコントロールする要素があります。それは【4-085H】《ダダルマー》です。

彼もダメージを反射する能力を持っているので【4-018R】《ボム》や【3-094C】《ペリノア》と相性のいい1枚です。

仮に【4-083L】《シャントット》と【4-085H】《ダダルマー》がいる状態で【3-094C】《ペリノア》のアビリティを使うと…

・《ペリノア》ですべてのフォワードに1000ダメージ
・《ダダルマー》にダメージが与えられたので、相手フォワード1体に4000ダメージ
・《シャントット》にダメージが与えられたのですべてのフォワードに1000ダメージ
・《ダダルマー》にダメージが与えられたので、相手フォワード1体に4000ダメージ

と、たくさんのダメージを振りまくことができます。
【4-083L】《シャントット》も【4-085H】《ダダルマー》も、相手からすると触りたくないフォワードなのでフィールドに残りやすく、意外とそろうことも多いです。
強力に盤面をコントロールできる手段となるので、ぜひ狙ってみてください。

<荒井>

●デッキその5 雷単 製作者:編集(川)

カードNo. カード名 枚数
フォワード(21枚)
1-211S 《リグディ》 3
1-125R 《オニオンナイト》 3
4-097H 《アークエンジェルEV》 2
4-102R 《黒のワルツ3号》 2
2-097H 《アルシド》 3
2-098L 《異才のアモン》 2
4-098H 《アスール》 2
4-101H 《オルランドゥ》 1
2-099L 《イデア》 3
バックアップ(17枚)
1-136C 《召喚士》 3
1-121C 《赤魔道師》 2
1-130C 《黒魔道士》 1
2-115C 《忍者》 1
3-107C 《黒魔道士》 1
4-104R 《槍術士》 1
4-113C 《魔人》 1
1-150R 《ルールー》 3
2-106R 《グラミス》 1
4-120R 《レストリクター》 1
1-113C 《賢者》 1
1-137R 《シーモア》 1
召喚獣(7枚)
4-116C 《ラムウ》 3
2-107C 《クリュプス》 2
1-124R 《オーディン》 2
モンスター(5枚)
4-106C 《ドラゴン》 2
4-111H 《ベヒーモス》 3

「Opus III」環境の有力デッキだった「雷単」は、「Opus IV」でも着実に強化されました。

これまで選択肢が少なかった高コストフォワードの枠には【4-098H】《アスール》、【4-101H】《オルランドゥ》という強力な候補が加わり、【4-096H】《アルシド》から出す3コストのフォワードにも【4-102R】《黒のワルツ3号》、【4-097H】《アークエンジェルEV》といった新戦力が登場しています。

バックアップの枠を使ってしまうため、採用はデッキスロットしだいですが【4-109H】《ヒルディブランド》と【4-107R】《ナシュ》のコンビも強力でしょう。

また、新要素となるモンスターも、先に出しておけて【4-098H】《アスール》で再利用できる除去の【4-106C】《ドラゴン》や、パワーが高く戦闘ではめっぽう強い【4-111H】《ベヒーモス》といった優秀なカードが加わっています

また【4-116C】《ラムウ》も、相手のモンスターや低コストフォワードに対抗する手段として有用です。

【2-097H】《アルシド》や【2-099L】《イデア》で対処しづらいモンスターはこれで片付けましょう。

バックアップのなかでは【4-113C】《魔人》は、ダメージ能力も便利ですが能動的にブレイクゾーンに置けるカードとして非常に使いやすいです。【4-104R】《槍術士》も相手にプレッシャーをかけつつ、いざとなればブレイクゾーンに置ける点がいいですね。

これら、自壊できる優秀なバックアップが増えたことと、モンスターが加わったことで【1-133C】《賢者》のカードパワーも上がったと感じます。
特に【4-098H】《アスール》、【4-111H】《ベヒーモス》との組み合わせは、カードを除外できない相手に対して非常に粘り強く戦えるので特に強力だと感じました。

「雷単」は「Opus III」環境でも非常に完成度が高くまとまったデッキだったので「Opus IV」以降も活躍しそうです。


◆今週末からはいよいよ「名人戦」がスタート!

というわけで、今回はライター陣による「Opus IV」環境オススメデッキを紹介しました。
新環境を研究する手助けとなれば幸いです。

また、今週末からは北海道、名古屋を皮切りに「名人戦」がスタートします!
「Opus IV」環境を思いっきり楽しめる大会となっているので、ぜひお近くの会場に足を運んでみてください!

「名人戦」の開催日程はこちら!

それではまた、次回の更新をお楽しみに!