【FF-TCG】好きなタイトルで遊びつくそう! カジュアルフォーマット「作品単」のすゝめ

スクウェア・エニックスが展開する『FINAL FANTASY Trading Card Game』の公式記事連載。今回は先日発表されたカジュアルに楽しめる新フォーマット「作品単」を紹介。「作品単」ならではの構築、対戦の魅力に迫ります!

 

◆はじめに

『FF-TCG』公式記事連載をご覧の皆さん、はじめまして! ホビージャパンゲーム開発課の荒井と申します。『FF-TCG』のゲームを作っているスタッフの一人です。
これまでこの連載では「カードゲーマー」の編集さんや、現役『FF-TCG』プレイヤーの皆さんが記事を執筆しておりました。今回からは、引き続きプレイヤーの皆さんの記事は継続しつつ、新たに開発サイドの視点からの記事もお届けしていこうと思います。皆さんよろしくお願いいたします!

さて、記念すべき1回目の話題ですが、先日公式サイトにて発表された新フォーマット「作品単」について語っていきます!
「作品単」とは、一言でいうと「特定の作品(カテゴリ)のカードのみでデッキを組んで対戦しよう!」というものです。
詳しくはこちら!

「作品単」フォーマットは「MASTERS」のような真剣勝負の公式トーナメントで使用するものではない、カジュアルに遊ぶためのフォーマットと明言されています。友人どうしで対戦したり、あるいは公式トーナメントのサブイベントなどで、ちょっとユルめに遊んだりするイメージですね。『FINAL FANTASY』シリーズのファンはもちろん、「構築戦のトーナメントで戦うにはまだちょっと自信が……」という方にオススメしたい遊び方です。

さて、この作品単は特定のカテゴリのみ(各属性の一般兵1コストバックアップのみ助っ人で使用可能)でデッキを組むのが決まりですが、それ以外にも特殊なルールがあります。それは

1:カードをプレイする際のCPはどの属性でもいい
2:同名のキャラクターを2枚以上出してもいい

の2つです。

1は『II』『IV』『V』などキャラクターの属性がバラけ気味の作品にはうれしいルール。「ゴルベーザ四天王」「暁の四戦士」などをストレスなくフル投入できます。
2は《クラウド》や《ライトニング》など、多くのカード種類数があるキャラクターのカードを存分に使い倒せるルールです。通常の構築戦ですと、同名のカードはスペシャルアビリティ以外に使い道がなく、たくさん入れるには抵抗があります。ですがこのルールなら活用可能ですので、なんならフォワードがすべて《ライトニング》の「ライトニング単」を作ってもかまいません。また、《ユウナ》や《リノア》など、フォワードとバックアップの両方に有用なカードがあるキャラクターも活躍の幅が広がりますね。

▲ナンバーが同じカードでなければ、同名キャラクターでも出し放題。見た目にもなかなかインパクトがあります。

構築戦に比べるとだいぶはっちゃけているように感じる特殊ルールですが、「デッキ構築の制限がある分、逆にプレイするときは思いっきりフリーダムにしてしまおう!」と考え、思い切って導入しました。構築戦とは一味も二味も違う楽しみがありますので、普段構築戦をメインで遊んでいる方も、1つくらい作品単デッキをカバンに忍ばせておくと遊び方が増えてよいかと思います。

さて、ここからはサンプルレシピをいくつか紹介します。まあこういうフォーマットですので「こまけぇことはいいんだよ!」の精神で好き勝手に組んだ方が楽しいのは間違いないのですが、どんな感じでデッキを組んだらいいものか悩んでいる方もいるかと思いますので、必要であれば参考にしてみてください。

◆サンプルデッキレシピ『ファイナルファンタジーXIII』

カードNo. カード名 枚数
フォワード(20枚) 
【2-006R】 サッズ 2
【1-043H】 スノウ 3
【1-195S】 セラ 3
【1-082R】 ホープ 3
【1-208S】 ノエル 1
【1-207S】 ギルガメッシュ 3
【1-141L】 ライトニング 3
【1-210S】 ライトニング 2
バックアップ(18枚)
【1-017R】 ドッジ 2
【1-045R】 セラ 3
【1-193S】 ジル・ナバート 3
【2-037R】 ジル・ナバート 2
【1-196S】 モーグリ[XIII-2] 2
【1-079R】 ノラ 3
【1-091R】 アモダ 3
召喚獣(12枚) 
【1-023R】 ブリュンヒルデ 3
【1-018L】 バハムート 3
【1-061R】 アレキサンダー 3
【1-123R】 オーディン 3

スターターセットがあり、収録カード数も多めの『XIII』。なかでも、召喚獣の充実ぶりが光ります。召喚獣はいずれも「OpusI」収録カードのため、シンプルでクセがなく扱いやすいのが特徴です。フォワードを除去できる4種の召喚獣はたっぷり12枚。EXバーストはバックアップも含めて15枚という大充実のラインナップです。

▲除去に関しては最強クラス!

また、フォワードとバックアップの両方にほしい《セラ》や、質の異なる強さを持つ2種の《ジル・ナバート》を両方採用できるのは作品単ならではですね。

 

▲構築戦ではフォワードがよく使われていますが、【1-043H】《スノウ》を使うならバックアップも入れたいところです。

召喚獣は全カテゴリ一のラインナップである一方、フォワードは全体的にパワーが控えめです。その代わり、ダルにするアビリティやヘイストが豊富なため、除去やダルで戦線をこじ開け、フォワードどうしの戦闘をさせずに勝利することを目指していきましょう。【1-043H】《スノウ》でダルにしつつダメージを先行していき、ダルにしたフォワードは【1-193S】《ジル・ナバート》で凍結させるのが美しい流れですね。構築戦と比べてアクティブにするカードも数が限られるため、凍結は疑似的な除去として効果的に機能します。

【1-210S】《ライトニング》はフォワードがうまく並べば0コストでプレイするのも夢ではありません。コストの軽いフォワードをテンポよく並べていき、雷光のごとく戦場に降り立つことを目指していきましょう。

▲作品単においてはエース級のカード。『VII』における【1-187S】《クラウド》や『X』における【1-213S】《ティーダ》も同様。

 

◆サンプルデッキレシピ『ファイナルファンタジーVIII』

カードNo. カード名 枚数
フォワード(27枚) 
【1-041L】 スコール 3
【1-042R】 スコール 3
【2-038H】 スコール 3
【1-058L】 ラグナ 3
【1-059R】 ラグナ 3
【2-046R】 ラグナ 3
【2-047L】 リノア 3
【2-105C】 キロス 3
【1-152L】 アルティミシア 3
バックアップ(17枚)
【1-011C】 幻術師 3
【1-040C】 召喚士 3
【1-138C】 召喚士 3
【2-009R】 セルフィ 3
【2-001H】 アーヴァイン 2
【2-048R】 リノア 3
召喚獣(6枚)  
【2-002C】 イフリート 3
【2-045C】 ムンバ 3

 

【1-059R】《ラグナ》+【1-042R】《スコール》や【2-105C】《キロス》、そして【カテゴリ(VIII)】の数だけ強くなる【2-047L】《リノア》など、フォワードどうしの横のつながりで強化されるカードが多いのが『VIII』の特徴。構築戦でその組み合わせを作るのに一役買っていた【1-048C】《導師》が使えないのは残念ですが、逆に構築戦では不可能だった2種の《リノア》が共存できるようになるのはすばらしいですね。バックアップのリノアからフォワードのリノアをサーチ、というあやしい動きも可能です、作品単ならね。

▲カテゴリでサーチできるカードは超重要!

バックアップは数が足りないため助っ人一般兵を活用しているものの、フォワード陣は実に粒ぞろい。条件さえ満たせばほとんどのフォワードがパワー9000を超えるため、生半可なブロックは蹴散らすパワフルな攻めが可能です。

小技としては、【1-152L】《アルティミシア》を出しておくとフォワードがすべてダル状態で出てくるため、パワー7000以下であれば【1-058L】《ラグナ》で出てきたそばから焼き尽くすことが可能です。自身の【2-105C】《キロス》のヘイストが無意味になるなど、少々アンチシナジーもありますが、手札にそろっているなら狙ってみるのもいいでしょう。

▲カテゴリ内で、ちょっとしたコンボを見つけるのも楽しみのひとつ。

 

◆サンプルデッキレシピ『ファイナルファンタジーIV』

カードNo. カード名 枚数
フォワード(42枚) 
【2-023H】 ルビカンテ 3
【3-024R】 ルビカンテ 3
【2-064H】 バルバリシア 3
【3-066R】 バルバリシア 3
【2-085H】 スカルミリョーネ 3
【3-082R】 スカルミリョーネ 3
【2-091C】 ヤン 3
【3-095R】 ヤン 3
【3-073C】 アーシュラ 3
【1-127H】 カイン 3
【1-135L】 ゴルベーザ 3
【2-109H】 ゴルベーザ 3
【2-124H】 カイナッツォ 3
【3-130R】 カイナッツォ 3
バックアップ(8枚) 
【1-011C】 幻術師 3
【1-138C】 召喚士 3
【2-148H】 ゼムス 2

最後に紹介するのは『IV』。敵味方ともに個性的なキャラクターが多く、現在ナンバーワンの『VII』に迫る種類数を誇るカテゴリです。

このデッキは「ゴルベーザ四天王」をすべてフル投入し、その代わりバックアップの数が極端に少ない、いわゆる「ぶっぱ」系の構築(バックアップをほとんど置かず、1ターン目から手札を捨ててフォワードを出していくデッキ)になっています。原作どおり土・水・風・火の4属性に分かれている「ゴルベーザ四天王」は構築戦で使うにはバックアップの構成にひと工夫必要ですが、属性を無視できる作品単であればその心配はありません。

基本的にはバックアップ0枚or2枚の状態から偶数コストのカードを叩きつけています。その過程で大量の「ゴルベーザ四天王」がコストとしてブレイクゾーンにたまっていきますので、【2-109H】《ゴルベーザ》はすぐに0コストで出せるようになるでしょう。

▲最小0コストでパワー9000。さすがに強い。

【3-095R】《ヤン》+【3-073C】《アーシュラ》も偶数コストでプレイでき、デッキの方向性と合致しています。お手軽に出てくるパワー9000×2は脅威というほかないので、この2枚はなるべくコストにせず温存し、セットでそろえるようにしましょう。

▲この2枚をそろえるのが理想ですが、【2-091C】《ヤン》でも相互作用があることは覚えておきましょう。

このデッキはヤン父娘以外すべて敵方でまとめていますが、キャラクターの多い『IV』であればまったく違う方向性のデッキも構築可能です。セシル+カイン+ローザの三角関係デッキや、エッジ+エブラーナ四人衆デッキなどもおもしろそうですね。

◆新たな可能性に満ちた「作品単」の世界を楽しんでください!

というわけで、3つほど「作品単」のサンプルデッキレシピを紹介しました。
作品単はカードプールの増加に合わせてデッキ構築の幅も広がっていきます。今後は、新カードが発売される際にはどのカテゴリが収録されるか、にも注目したいですね。
現時点ではカードが足らずデッキを組めない作品もいくつかありますが、それについては今後の追加をお待ちください。次の『OpusIV』ではアレとかソレが……。

ではまた!

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