『FF-TCG』「MASTERS」土浦レポート

スクウェア・エニックスが展開する『FINAL FANTASY Trading Card Game』の公式記事連載。今回はカードゲーマー編集部員の編集(川)による「MASTERS」土浦大会レポートをお届けします。

皆さん、こんにちは。カードゲーマー編集部の編集(川)です。
先週より始まりました『FF-TCG』の公式記事連載、今回は6月11日に開催された全国大会「MASTERS」土浦大会の参戦レポートをお届けします。

なお、編集(川)はゲームの腕前はからっきしなので、本格的な攻略記事は次週以降のライターさんたちにお任せするとして、ゆるい感じでお届けしたいと思います。

最近『FF-TCG』を始めてみたけど「MASTERS」とか「全国大会」と聞くと、ちょっとしり込みしちゃうかも……という方が、このレポートを読んで気軽に全国大会に参加する際の参考になれば幸いです。

では、どうぞ!

◆どんなデッキで参加しようかな?

今回、使用候補にあがっていたデッキは「氷雷イミテーション」「土単タッチ風スフィアハンター」の2つ。
それぞれのデッキについて、軽く説明したいと思います。まずは「氷雷イミテーション」から。

氷雷イミテーション

フォワード(45枚) 枚数
1-033C アルガス 3
1-044R セフィロス 3
1-059R ラグナ 1
1-195S セラ 3
2-026L ヴェイン 3
2-039C たわむれの死神 3
2-047L リノア 3
1-128R ギルガメッシュ 3
1-129C ギルガメッシュ 3
1-132C ケットシー 3
1-141L ライトニング 3
1-142R ライトニング 2
1-207S ギルガメッシュ 3
2-098L 異才のアモン 3
2-101H エクスデス 3
2-112C たまゆらの雷光 3
召喚獣(5枚) 枚数
1-038R シヴァ 2
1-123R オーディン 3

「氷雷イミテーション」はバックアップを入れず、毎ターン脅威となるフォワードを展開して相手を押し切るデッキです。
【1-123R】《オーディン》以外では除去しにくい4コストでパワー8000のフォワードを大量に採用し、相手のブロッカーは《異才のアモン》などで排除。ヘイスト持ちフォワードを絡めてすみやかに7ダメージを与えて勝利を目指します。もつれた場合は相手のフォワードをすべてダルにできる【2-047L】《リノア》になんとかしてもらいます。

序盤はバックアップを置き、そこからフォワードを出すという普通の展開をするデッキにはめっぽう強く、除去能力の豊富な雷単、火単などにもスピードとフォワードの質で互角に戦えるデッキです。

デッキのキーカード

もちろん、このデッキにも弱点はあります。
それは何かというと、ずばり【1-135L】《ゴルベーザ》と【1-107L】《シャントット》です。

《ゴルベーザ》は単純にパワーが9000あって突破しづらく、こちらの展開に対して“ぶっぱなし”気味に出しても強力です。ダルにすることで対処しても【1-104H】《ケフカ》などで自壊されるとフォワードが4体並ぶため、ダメージレースの優位も失われてしまいます。
《シャントット》《オーディン》などでは止まらない盤面を作ってプレッシャーをかけていくというこのデッキのコンセプトを崩壊させるカードで、これ自身が大振りなアクションなのでリカバーはできるものの、つらいカードであることには変わりません。

つまり、この「氷雷イミテーション」はトップメタの「ゴルベーザ」デッキに弱く、それ以外には悪くないデッキという感じですね。

続いて、もう1つの選択肢である「土単タッチ風スフィアハンター」についてお話ししたいと思います。

土単タッチ風スフィアハンター

フォワード(25枚)  枚数
1-072R シド・ハイウィンド 1
1-090R リュック 2
1-093H ヴァニラ 2
1-101R ギップル 2
1-109R セラフィ 1
2-077L ヴィンセント 3
2-079R ウノー 3
2-081L ガブラス 1
2-084R サノー 2
2-091C ヤン 2
2-094H リディア 3
2-096H ルブラン 3
バックアップ(20枚)  枚数
1-197S アニキ 1
1-095R エナ・クロ 3
1-105C 幻術師 2
1-107L シャントット 2
1-111C タマ 2
1-120C モンク 3
1-204S ジェシー 2
2-089C モンク 2
2-093H ラウバーン 3
召喚獣(5枚)  枚数
1-106C ゴーレム 2
1-117R ヘカトンケイル 3

デッキのキーカード
このデッキは【2-096H】《ルブラン》と、お供である【2-079R】《ウノー》、【2-084R】《サノー》をフィーチャーしたデッキです。
お供が1人でもいると《ルブラン》はパワー10000のブレイブかつ除去耐性持ちとなり、攻防にわたってスキがなくなり、相手も損を承知で除去を使わなくてはならなくなるため、有利にゲームを進められます。
そんな都合よく3人そろうの? と思われるかもしれませんが、このデッキにはほかにも【2-077L】《ヴィンセント》や【2-094H】《リディア》など、無視できないフォワードが多いため相手の除去が追いつかないことも多く、3人は難しいものの、2人なら意外とそろいます。

タッチで投入されている風要素ですが、スフィアハンターの3人はいずれもカテゴリー[X]のフォワードなので【1-197S】《アニキ》でサーチできます。《アニキ》《ルブラン》がいないとパワー不足になる《ウノー》《サノー》をサポートする【1-101R】《ギップル》や影のキーカードである【1-090R】《リュック》にもアクセスできる縁の下の力持ちですね。

そして、その《リュック》ですが、彼女はフィールドに出たとき、自分のバックアップを好きなだけ手札に戻す能力を持っています。これで強力な除去である【2-093H】《ラウバーン》《シャントット》、フォワードをサーチする《アニキ》や【1-204S】《ジェシー》などを使いまわします。

土単デッキを使っていると、中盤以降バックアップが5枚並ぶとそれ以降引くバックアップを活用しにくく、リソースはあるのにプレッシャーが足りずに負けることが多かったため、それを回避するべく考えてみました。風のCPを生み出す手段が少なく見えますが《リュック》を出したいときはフィールドに《シャントット》が出ていることがほとんどで、また、いざというときは【1-111C】《タマ》経由で出すこともできるので不自由さはあまり感じませんでした。
風をタッチしてみたとはいえ基本の部分は土単なので、良くも悪くも安定している点が魅力であり、また欠点なデッキだと言えるでしょう。

今回はこの2つで悩んだ結果「氷雷イミテーション」を選択しました。
苦手とする「ゴルベーザ」デッキがいることはわかっていましたが、1か月ほど『FF-TCG』から離れていたため環境への理解がまったくなく、受身になるデッキよりもアグレッシブなデッキを使った方がいいと判断したためです。

◆「MASTERS」ってこんな感じに始まります!

自宅から約2時間半、電車に揺られて土浦へ。こちらが今回の会場です。

会場に入り、参加受付をするとここで参加賞のスリーブとバッジがもらえます。
6月までの「MASTERS」では『FINAL FANTASY VII REMAKE』のスリーブが、7月以降の「MASTERS」では『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』のスリーブがもらえます。どちらも非常にカッコいいデザインなので、こちらから大会日程をチェックして、ぜひお近くの会場に足を運んでみてくださいね。

また、参加受付時には「参加受付用紙」「デッキ登録用紙」も渡されます。
参加受付用紙は、簡単に言うと会場風景の写真などに写ってもいいですよという同意を表すものですね。『FF-TCG』公式サイトの大会レポートやこの記事などでは会場風景の写真も使用されるので、そのための手続きです 。
デッキ登録用紙は、その名のとおり使用するデッキを記入・登録するものです。デッキ登録用紙に記入、提出をしたら、大会中はデッキの内容を変えてはいけません。デッキ登録用紙の提出は、第1回戦の開始時なので、それまでに記入を済ませましょう。

それが終われば、いよいよ大会スタート。
今回は参加者43名6回戦でした。

●第1回戦:対「ゴルベーザ」デッキ 負け
後手1ターン目に【2-101H】《エクスデス》から【2-039C】《たわむれの死神》を出す好スタートを切れるものの、続く相手のアクションは《ゴルベーザ》。ダルにする手段がなかったため、こちらは《たまゆらの雷光》を追加し《エクスデス》のパワーを10000にして攻めることに。これを相手は《ゴルベーザ》でチャンプブロックして能力でフォワードを出し、ブロッカーにしてきます。
そうしてしのがれている間にバックアップを3枚置かれて《シャントット》、さらに続くターン2枚目の《ゴルベーザ》という磐石のさばかれ方で完敗でした。

負けた原因としては、攻め急いでしまったことですね。たとえ1、2ターン待っても【1-132C】《ケットシー》や【1-038R】《シヴァ》を引いてきてから攻めた方が勝てた可能性があったと思います。

●第2回戦:対「土水コントロール」デッキ 負け
《ゴルベーザ》こそいませんが、こちらも【1-097H】《ガイ》や【2-121H】《アーシェ》、【2-130C】《占星術師》など氷にはつらいカードが多く取られています。
土水は除去が少ないので【1-129C】《ギルガメッシュ》のスペシャルアビリティが活きるのですが、序盤に出した《ギルガメッシュ》は【1-176H】《ユウナ》のEXバーストでバウンスされ、出しなおしたところで【2-147L】《皇帝》でアクションアビリティ、スペシャルアビリティを封じられてしまいました。
この《皇帝》は何とか【1-123R】《オーディン》で倒しましたが、こちらの《ギルガメッシュ》も追加のフォワードと《ラウバーン》の合わせ技で倒されてしまい、《ガイ》に加えて《占星術師》にサポートされた《イングズ》《ギップル》と延々と現れるパワー8000軍団の前にリソースが尽きて敗北しました。

●第3回戦:対「土火氷コントロール」デッキ 負け
相手は【1-003C】《赤魔道師》から《ジェシー》と展開。「火土」かなと思っているとサーチされたのは《ヴァイス》で、そこから【1-193S】《ジル・ナバート》。3属性の強いカードで攻めてくるデッキのようです。
とりあえず《シャントット》が入っているのは間違いなさそうなので、全力で展開はせず2体くらいのフォワードで攻めていくと、ダメージゾーンに《バハムート》が落ちます。そして相手の方は《シャントット》でリセット。ここまではお互い予定通りなので、ここから再展開してダメージを狙っていきます。《シャントット》はもうないし、《バハムート》も1枚ダメージゾーンに置かれているので押し切れると思ったのですが、しっかり2枚目の《バハムート》を引かれてしまい、ダメージレースで競り負けてしまいました。

●第4回戦:不戦勝
苦手な土系コントロールに3連敗し、4回戦は不戦勝に。
空き時間を使って大会会場付近の史跡に行ってきたので、その風景をお楽しみください。

今回の大会会場は「亀城プラザ」というところだったのですが、この「亀城(かめしろ、ではなくきじょう、と読みます)」というのは、かつてこの地にあった「土浦城」の別名で、なぜ「亀城」なのかというと、水害にあった際にもこの城は水没せず、水に浮かぶ亀の甲羅のように見えたからだそうです。
今はもうお城はなく、一部の門などが残された公園になっています。

周囲に高い建物もなく、落ち着いた雰囲気ですごくのんびりできる史跡でした。
こうしてプチ観光も楽しめるのも、大会に遠征したときの楽しみですね。もちろん、不戦勝をもらうような成績にならないのが一番ではありますが……。

●第5回戦:対「水風」デッキ 勝ち
さて、気を取り直して第5回戦です。
1ターン目、バックアップ1枚で終えた相手を《たまゆらの雷光》でつつくところからスタート。相手は【2-066R】《バルフレア》をブロッカーにしてきますが《たわむれの死神》を追加して《たまゆらの雷光》のパワーを上げて攻めていきます。
次のターン【2-068R】《フラン》と【1-074R】《シルフ》でパワー8000になった《バルフレア》《たまゆらの雷光》が相討ちして、こちらは【1-129C】《ギルガメッシュ》を追加。返しで【2-065L】《バルフレア》が出てきますがこれはすぐに【1-129C】《ギルガメッシュ》のスペシャルアビリティでブレイク。
さらに追加された【1-080H】《バッツ》《ヴェイン》でダルにでき、序盤から終盤までこちらの攻め手が途切れずそのまま押し切って勝つことができました。

●第6回戦:対「水雷」デッキ 勝ち
最終戦は後手1ターン目に《エクスデス《たわむれの死神》と動けるいいスタート。《エクスデス》は【1-124R】《オーディン》のEXバーストで倒されてしまいますが、気にせず【1-207S】《ギルガメッシュ》を追加。
ここで、相手の方がミス。【1-176H】《ユウナ》で【1-207S】《ギルガメッシュ》を指定してきたのですが【1-207S】《ギルガメッシュ》は自身の能力で、相手のアビリティなどによって手札に戻りません。一応《たわむれの死神》を対象に変えますかと聞きましたが、大丈夫ですということだったのでそのままゲームを継続することに。
このテンポ差はさすがに大きく、相手もなんとか《グラミス》から《アーシェ》をサーチして戦線を立て直そうとしますが、ここに【1-044R】《セフィロス》の手札破壊が突き刺さるなど、こちらの展開がかみあって勝利しました。

◆これからも大会レポートをお届けしていきます!

というわけで、私の「MASTERS」土浦大会3勝3敗(実質的には2勝3敗)で終わりました。

成績はまったく振るいませんでしたが《シャントット》の入っていないデッキには事前の予想通り勝てたので、苦手なデッキへのプレイングをもっと磨きたいなと思います。

「MASTERS」は7月、8月も開催されていくので、小旅行をかねてちょっと遠くの会場に足を運んでみるのもオススメです。私も仙台(7月29日開催)や名古屋(8月19日開催)などには足を伸ばしてみようと思っているので、もし会場でマッチングされた際はお手柔らかにお願いします!

では、今回の記事はここまでです。
これまではカードゲーマー編集部の私が担当してきましたが、いよいよ次回から現役プレイヤーの方々によるデッキ紹介や構築講座など、よりバラエティに富んだ内容の記事をお届けしていくので、ぜひチェックしてみてください。

それでは、また来週!

Pocket