【FFTCG】「Opus X ~いにしえの戦士たち~」の新システムと注目カードを紹介!

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は11月8日に発売された最新のブースターパック「Opus X ~いにしえの戦士たち~」のシステムと注目カードを紹介します。

◆はじめに
皆さん、こんにちは。カードゲーマー編集部の編集(川)です。

11月8日に新ブースターパック「Opus X ~いにしえの戦士たち~」が発売され、新環境の幕が上がりました。
今週末にはさっそく横浜で第3期「名人戦」の関東地区予選があり、来週にはアメリカのロサンゼルスで「World Championship 2019」が開催されます。果たしてどのようなデッキが登場してくるのか、非常に楽しみですね。

今回は、それらの大会に向けて「Opus X」のシステムや注目のカードを紹介していきたいと思います。
また、11月30日(土)発売の「カードゲーマーvol.49」では「Opus X」環境のオススメデッキを一挙に4つ紹介する予定です。こちらもぜひお読みください。

 

◆「Opus X」のキーワード
「Opus X」では「Damage X」と書かれた能力を持つカードが複数収録されています。

コントローラーが受けているダメージが指定されている値以上の場合、そのカードは書かれているアビリティを得ます。
【10-058R】《パンネロ》imageであれば、通常はアビリティを持っていませんが、ダメージを3点以上受けていれば、対戦相手のフォワードにダメージを与えるアビリティを持つようになります。

ゲームが進むにつれて強力になるカードが増えたことで、対戦の終盤がよりエキサイティングなものになりました。
特に「Damage 5」と書かれているカードは効果が大きく、もしかすると今後は相手がダメージ4点の状態では、Damage 5で得られるアビリティを活用されないように、より慎重に攻めるというプレイスタイルが出てくるかもしれません。

また【2-146H】《フースーヤ》imageや【6-017C】《バハムート》imageのような能動的にダメージを受けるカードの価値も高まったといえるでしょう。

これまではリスクと引き換えに大きな効果を得られるカードでしたが、ダメージを受けていることがメリットになる場面が増えたので、これらのカードがより活躍することもありそうです。

「Opus X」ではダメージをめぐる駆け引きがより熱くなったという前提を踏まえて、各属性の注目カードを見ていきましょう。

◆「Opus X」注目カード紹介

属性
【10-008L】《ザンデ》image

【5-019L】《フェニックス》imageに1コスト足したらパワー9000のフォワードとコスト1のフォワードがオマケでついてくるという大盤振る舞いなカード。ブレイクゾーンからフォワードを出すアビリティの強さは【3-144L】《レナ》imageや【6-126R】《レイラ》imageが証明してくれていますね。

さらにダメージを5点受けている状態ではコスト2のフォワードも復活できるので、これ1枚でフォワードを4体出すことができます。

コスト1のフォワードとして【10-010C】《たまねぎ剣士 [III]》imageが同時に登場しているので、火風土水の4属性で組んだ「光の戦士/一般兵」デッキで【2-022H】【ルーネス】と一緒に復活させるのがおもしろそうです。
【10-010C】《たまねぎ剣士 [III]》imageが強化される条件が異なる属性のバックアップが4枚以上あることなので、8コストのこのカードを無駄なくプレイしつつ条件も満たせます。

ダメージを5点以上受けている状態では【7-012H】《ソール》imageも復活させられるので、ヘイストを持ったフォワードたちで一気に盤面を押し返すこともできそうです。

 

属性
【10-028L】《暗闇の雲》image

フィールドに出たときにキャラクターを1体ブレイクゾーンに置くことで、相手のダル状態のフォワードをブレイクゾーンに置かせる能力と、アタック時にお互いのアクティブ状態のキャラクターを2体までダル、凍結させる能力を持っています。
フォワードを直接ブレイクゾーンに置かせる効果は【8-136L】《常闇のヴェリアス》imageでおなじみですね。ダル状態のものしか選択できないのは状況に応じてメリットにもデメリットにもなりえます。

どちらのアビリティでも自分のキャラクターをリソースにするため、フィールドに残るモンスターと併用するのがいいでしょう。【5-129C】《シュレディンガー》imageなどはまさにピッタリの相方で、どちらのアビリティのコストにしても無駄になりません。

モンスターを中心にしたデッキであれば【7-035L】《セラ》imageと一緒に使うのもおもしろいでしょう。【7-035L】《セラ》imageもフィールドのキャラクターを使って盤面をコントロールする能力を持っています。

これらのカードを使った氷水や氷土のモンスターデッキも非常に楽しく、強力そうです。

属性

【10-052L】《シド [FFBE]》image

アビリティや召喚獣などでコストを支払わずにフォワードを出す行為を強烈にとがめるカードです。
「Opus X」でも先ほど紹介した【10-008L】《ザンデ》imageや「対戦デッキ 魔法対剣」収録の【10-133S】《ヴァン》imageなど、フォワードをフィールドに出すアビリティを持ったカードが複数存在しますし、最近の大会では【7-106L】《アグリアス》imageも活躍しています。

また、相手をけん制する役目だけでなく能動的にアビリティを活かしていく使い方も可能です。

たとえば【8-056R】《デスゲイズ [IX]》imageで一時的に相手のフォワードを除外し、その後【8-056R】《デスゲイズ [IX]》imageを【5-067R】《ミューヌ》imageで手札に戻せば、戻ってきたフォワードを倒しつつ【8-056R】《デスゲイズ [IX]》imageも回収できるので非常にお得です。
ほかにも【3-071H】《輪廻王カオス》imageのデメリットもほぼ無視できるようになるでしょう。

さらにスペシャルアビリティがなかなか強力で、大型フォワードを除去しつつ、対戦相手に直接1ダメージを与えられます。
相手からすると放置はしたくないフォワードなので除去を引き付ける役もこなしてくれそうです。

属性

【10-065L】《ウォーリアオブライト》image

フィールドに出たとき、デッキの上5枚から【ジョブ(一般兵)】のフォワードを合計コストが5以下まで好きなように出せます。
専用に組んだデッキであれば2~3体は追加でフォワードを出すことが可能で、非常に高い展開力を持っているといえそうです。

【3-042C】《DGソルジャー》imageや【5-084C】《PSICOM治安猟兵》imageのような、フォワードを手札に加えるカードでさらにアドバンテージの獲得を狙ってもいいですし、【4-077R】《格闘士》imageであれば非常に高いパワーで登場してくれそうです。

一気にフォワードが並ぶことを利用して【5-118L】《ラムザ》imageや【7-122C】《ものまね師》imageなどと併用するのもいいでしょう。

さらに、ダメージを5点受けている状態では自身の能力により【ジョブ(一般兵)】のフォワードはパワーが+5000されるので、終盤に出れば1枚で非常に強力な戦線を組み上げてくれるでしょう。

単純にアドバンテージの取れるフォワードとしてもよし、何らかのコンボを狙ってもよしと、非常に楽しいカードなのではないでしょうか。

 

属性

【10-098L】《フォルサノス》image

対戦相手の召喚獣やアビリティの対象を強制的に自分に向けさせる能力と、それがコスト5以下の召喚獣やキャラクターによるものだったらその効果を無効にするという能力をあわせもった1枚です。

これまでコストの重いフォワードは【5-062L】《ディアボロス》imageでテンポよく除去されてしまうということが共通の弱点になっていましたが、それを克服したフォワードが登場しました。対「風単」であれば【7-128H】《ユーリィ》imageも効きません。

また「火氷」デッキもダルや凍結させる効果でずっと【10-098L】《フォルサノス》imageを選ばなくてはならないなど、前環境までに流行していた戦術のいくつかに対して強い耐性を持っています。

もちろん、万能というわけではなくたとえば【9-094L】《フースーヤ》imageや【7-080H】《プリッシュ》imageのような高コストカードであれば除去できますし、【5-099H】《イルーア》imageなどと同様にEXバーストで選んだときは、無効化するオートアビリティが発動する前に効果を解決できます。

しかし、このカードを意識していないデッキでは出されるだけで非常に窮屈な戦いを強いられることになります。
雷属性を含むデッキならば即3枚投入の定番カードになるかはまだわかりませんが、大会に向けてデッキを組む際に意識しなくてはならないということで、このカードが存在すること自体が環境に影響をおよぼしそうです。

属性

【10-106L】《アーシェ》

【5-075L】《ウォル》imageのように、アタックフェイズの開始時にいろいろな効果から好きなものを選べるフォワードです。

単体で見ても、キャラクターをアクティブにする効果により実質3コストで出てきて、カードを引いて捨てることで手札の質も向上させてくれます。
にらみ合いの状態ではパワー強化が強く、やっかいな能力を持っているフォワードを無力化することもできます。

単体でも活躍できるスペックを持った水のコスト4フォワードとしては【4-129L】《スタイナー》imageがいましたが、それに続く“戦闘で強いコスト4フォワード”として活躍してくれそうです。

また【5-166S】《ラスラ》imageというサポートカードが存在するのも追い風でしょう。直接ブレイクする効果を受けなくなるためアタックフェイズ前のメインフェイズに出すリスクを低減してくれます。

さらに、昔の環境では強力な相方であった【2-014H】《バッシュ》imageともなかなか相性がよく、ドローして捨てる効果でスペシャルアビリティの弾を探せますし、スペシャルアビリティを使って除去を行ないつつ【2-014H】《バッシュ》imageをアクティブにしてアタックさせることもできます。

「水単」や「火水」などでぜひ使ってみたいカードといえるのではないでしょうか。

属性

【10-128L】《レフィア》image

フィールドに出たときに《ルーネス》か《アルクゥ》か《イングズ》をデッキからフィールドに出すことができます。

序盤であればバックアップの【2-050H】《アルクゥ》imageを出して足場固めをしてもいいですし、【2-075H】《イングズ》imageをサーチしてさらに手札からカードを出すことも可能です。

さらに、このカードは仲間を連れてくるだけでなくその後も大きな脅威となるアビリティを持っています。【ジョブ(光の戦士)】のフォワードを、自身を含めて4体以上コントロールしていればアタックした際に相手のフォワードをゲームから除外できます。
相手からすると、出された時点でアドバンテージを取られているのに放置もできないというジレンマを抱えるカードとなるでしょう。

【5-123H】《エリア》imageや【6-128H】《マーテリア》imageなど、このカードをサーチする手段も多く、1ターン目にこれらのサーチカード、2ターン目に【10-128L】《レフィア》imageを出してさらにカードを展開……という流れが作りやすいのも評価を高めるポイントでしょう。

「Opus X」で新たな【ジョブ(光の戦士)】が充実していることもあり、「光の戦士」に特化したデッキや「光の戦士/一般兵」のデッキが強化されていますが、どちらのデッキでも中心的な存在として活躍してくれることでしょう。

属性

【10-129L】《ハイン》image

コストに対する高いパワーと強力な除去耐性をあわせ持った闇属性のフォワードです。
効果に選ばれず、ダメージも受けなくなるため、このカードを除去するには【8-136L】《常闇のヴェリアス》imageや【3-123R】《暗黒の雲ファムフリート》imageのようなブレイクゾーンに置かせる効果を使うほかないでしょう。
しかし、最近はすでにそういったカードへの対策も進んでおり、このカードのためのオトリを用意することは難しくありません。

先ほど紹介した【10-098L】《フォルサノス》imageのように、構築の段階である程度意識しておかないと、いざ出されたときにやりたい放題されてしまうこともあるでしょう。

また、単体で戦えるパワーとアビリティを持っているだけでなく、キャラクターをダルにするアビリティも持っています。このため、【10-129L】《ハイン》imageのためのオトリだったはずの小型フォワードたちが突如としてブロッカーを無力化してアタックしてくることもありえます。

非常に危険なフォワードでありつつ、かといって除去するにもかなり苦労する、質実剛健なカードだといえそうです。

◆おわりに
「Opus X」の新システムおよび注目カードの紹介をお届けしました。

編集(川)が特に注目しているのは【10-106L】《アーシェ》で、前述の【2-014H】《バッシュ》imageや【2-121H】《アーシェ》image、【ジョブ(王女)】を参照する【6-002L】《ガーランド》imageなどで「火水」デッキが組めないかと思っています。

皆さんもぜひ、いろいろなデッキを組んで、ショップでの大会やこれから始まる「名人戦」予選などに参加してみてくださいね。
「デッキアイデアが固まらない!」という方は、冒頭でも紹介したように11月30日(土)発売の「カードゲーマーvol.49」にオススメのデッキが掲載されるのでぜひ参考にしてください。

その前に開催される「World Championship 2019」でも、きっとさまざまなデッキが登場するはずです。こちらもレポートをお届けする予定なので、日本代表の活躍とともに、楽しみにしていただければと思います。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!