荒ぶる戦略たちを制御せよ!「The Raging Tactics」の新能力と注目カードを徹底解析!

『カードファイト!! ヴァンガード』の記事連載。今回は9月に発売されたエクストラブースター「The Raging Tactics」を題材に「たちかぜ」「スパイクブラザーズ」「メガコロニー」の3クランを紹介します!

◆はじめに
こんにちは。『ヴァンガード』ライターの神田一です。
9月6日に発売となった、新たなエクストラブースター「The Raging Tactics」
“Tactics=戦略”のタイトルが示す通り、すでに独自の戦略を持つ「たちかぜ」「スパイクブラザーズ」「メガコロニー」の3クランが収録されています。
現状でも玄人向けのクランたちですが、今回はさらなる戦略を引っ提げて登場しています!

今回は、それぞれの個性的な戦略と注目カードを徹底解析してみました!
現在絶賛発売中の「カードゲーマーvol.48」では、この3クランのデッキも掲載しています!
まだチェックしていないという方、ぜひ記事を読んで参考にしてみてくださいね。
これまでにデッキを組んでいるファイターはもちろんですが、まだ使ったことがなくとも腕に覚えがあるファイターは、これらの“制御不能”クランにチャレンジしてみては!?


◆各クランの戦略を解説!

「たちかぜ」編
「たちかぜ」は、武装した恐竜(ディノドラゴン)たちのクランです。
スタンダード環境の「たちかぜ」は、既存の味方を退却させて強化する戦略に加えて、【武装ゲージ】という独自のシステムを持っています。
リアガードの下に裏向きでカードを置き、その枚数を参照してパワーアップしたり、カードを手札に加えたりできます。
味方を【武装ゲージ】でガンガン強化していくのが楽しいクランですね。

豪快な見た目に反して、使いこなすには腕が必要なのも「たちかぜ」の特徴です。
【武装ゲージ】を“与える”ユニットと、それを“利用する”ユニットに役割が分かれているため、どちらかを引きすぎた時に苦しい展開を強いられてしまうのが難しいところ。
ただし、現在は【アクセルⅡ】のドローがあるため、引きムラについてはある程度改善されました。

「たちかぜ」の注目カード
「The Raging Tactics」では、味方の退却よりも【武装ゲージ】の戦略にかなり特化した強化を得ています。
特に、VRの《轟剣竜 アンガーブレーダー》はうれしい強化です!

エースユニットの1体である「餓竜 ギガレックス」は【武装ゲージ】を“与える”ユニット。
今回、もう1体の“与える”役割のユニット《轟剣竜 アンガーブレーダー》が登場したことによって【武装ゲージ】の戦略は安定性を得たといえるでしょう。
もう1体のエースユニット《暴君 デスレックス》の強みであった除去能力も兼ね備え、さらにアタック回数も増やせるという、まさに万能な切り札です!

カードの枚数を増やせる《サベイジ・アカデミアン》や、手札交換ができる《鞭尾竜 バッシャーカルノ》なども注目です。

入れすぎは禁物ですが、【武装ゲージ】を有効活用するための潤滑油になってくれるでしょう!

 

「スパイクブラザーズ」編
「スパイクブラザーズ」は、ルール無用のエクストリームスポーツ「ギャロウズボール」の強豪チーム……という、ちょっと変わった設定のクランです。
選手交代のように、リアガードが山札に戻ったり、山札からリアガードをコールしたりする戦略を得意としていますが、似たような特徴を持つ「ロイヤルパラディン」などと異なり、リソースを増やすのは少し苦手になっています。
その代わりにパワーを上げるのが得意で、高パワーの戦線を構築して一気に駆け抜ける瞬発力に優れたクランといえるでしょう。

「The Raging Tactics」では、ギフトマーカーをボールのように“パスする”能力が新戦略として導入されました。
複数の【フォースⅠ】をパスすることで、すべてのラインのアタックが超強力なパワーに!
1枚の【フォースⅡ】をパスすることで、序盤からクリティカル2のアタックを連打!
能力を使うタイミングやギフトの種類によって性能が大きく変わるため、勝負どころを見極めるのがさらに重要になったと言えそうです。

「スパイクブラザーズ」の注目カード
ギフトの“パス”能力を持つVR《デッドヒート・ブルスパイク》は、新生「スパイクブラザーズ」のキーとなるユニットです。
序盤から【フォースⅡ】を移動させてアタックすれば、相手はガードせざるを得ません。そうなれば、除去とドローが確実に狙えます!
パワーが高い味方と組み合わせて、積極的に攻め立てることができるでしょう。

これまでの切り札《将軍 ザイフリート》にライドした場合も“パス”戦略を組み立てることができます。
同じく“パス”の能力を持つ《ディレインジ・サディアス》や《スナッパー・デビル》をコールして、トリッキーに攻め立てましょう!

【フォースⅠ】と組み合わせてパワーを上げた《ディレインジ・サディアス》は、ガードすれば手札を大量に消費し、ヒットすればリアガードを除去……という悪夢の二択を迫れるようになります。

「メガコロニー」の戦略
高い知性を持ったインセクト(虫)たちの犯罪組織、それが「メガコロニー」です。
悪の軍団らしく、さまざまな妨害工作を行う“嫌がらせ”のスペシャリストとも言えますね。
「相手のスタンドを封じる」という戦略を得意としていますが、その他にもパワーを減らして防御力を下げたり、前列のユニットを中央後列に押しやって無力化したりと、変わった能力も散見されます。

【プロテクト】のクランらしく、グレード3に毎ターンライドするためのサポートが充実しているのも特徴で、ギフトを獲得しながら妨害工作で長期戦を狙う……というイヤらしい動きができるクランです。

「メガコロニー」の注目カード
「The Raging Tactics」で新たに導入された「メガコロニー」の新戦略は、相手の山札を削る能力!
山札破壊は『ヴァンガード』以外のカードゲームにも存在する能力ですが、多くの場合「精神的に嫌な能力」という特徴があります。まさに「メガコロニー」にピッタリの能力!
VRの《真魔銃鬼 ガンニングコレオ》は、ライド時に相手の山札をドロップゾーンに置き、それがグレード3なら超パワーアップ!という能力を持っています。
グレード3でなくとも、たとえばトリガーユニットが落ちれば、相手のダメージトリガーを潰したことになります。これは精神的なダメージが大きいはず。

他にも「無双剣鬼 サイクロマトゥース」や「ブローニィ・ジャーク」など、相手の山札を削る能力を持つ新戦力が大量に投入されました。

これらはグレード1以上がドロップに落ちれば得する能力なので、能力を使えるかトリガーが消えるかの二択になりますね。
相手のクランによっては、山札切れを加速させて勝利することもできるでしょう。

◆新戦略を制御せよ!
「The Raging Tactics」の3クランは、いずれも使いこなすのが難しい曲者ぞろい。デッキ構築もプレイングも、一筋縄ではいかないことが多いでしょう。
しかしそのぶん、使いこなした時の爆発力やコントロール力は一級品です。
聞くところによると、その曲者ぶりに魅了されるファイターも多いとか……。

記事冒頭でも書きましたが、現在発売中の「カードゲーマーvol.48」では「The Raging Tactics」登場の3クランを使ったデッキを紹介しています。これらのクランを使ってみたいという方はぜひカードゲーマーの記事もチェックしてみてくださいね!
本誌には特別付録として《彩筆の魔術師 カザンデ》もついてきます!

こちらは新トライアルデッキ第9弾「新田新右衛門」と相性抜群の1枚! ソウルをパワーに変換できる能力を“1ターンに何度でも使える”という新機軸のカード。こちらもぜひゲットしてくださいね!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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