【Shadowverse】プロとして「勝つ」ということ -AXIZ[アクシズ] GEMO選手インタビュー-

『Shadowverse』の記事連載。6週にわたって、現在「RAGE Shadowverse Pro League」に所属する選手へのインタビューを掲載する企画の第2回をお届け。今回は2ndシーズンからプロリーグに加わった新鋭チーム「AXIZ[アクシズ]」に所属するGEMO選手が登場します。

 

GEMO
AXIZ所属のプレイヤー。
実績
「RAGE Shadowverse Starforged Legends」東日本11月予選 プレーオフ進出
JCG 3rd Season Vol.84 2Pick大会 1位
プロリーグ戦績(12月5日現在)
3勝1敗

マネージャーから見たGEMO
普段は無口だけど、ゲームの話をしているとスルスルーっと近づきうまく会話に入ってくる。チームで配信している「AXIZ BASE LIVE!!」では大喜利で意外な才能を見せ、落とし役を任させることも。

今後の出演予定
12月20日(木) 日本テレビ「eGG」 25時09分~放送


◆縁を感じるAXIZとの出会い、そしてプロプレイヤーへ

――GEMO選手はプロリーグの2ndシーズンからAXIZに所属し、プロプレイヤーとなりましたが、1stシーズンのときもプロプレイヤーになるべく活動されていたのでしょうか。

GEMO:プロリーグが始まることが告知されたときからプロプレイヤーになりたいという思いは非常に強くて、1stシーズンのときもプロチームに応募したのですが、そのときはまだ自分の力が足りず、プロチームに所属することはできませんでした。しかし、それでも諦めきれず2ndシーズン開幕にあたって新たにAXIZと横浜F・マリノスさんがリーグに参加されるとのことで再度応募をしたら、ご縁があってプロとして活動できることになりました。< ――GEMO選手から見たAXIZさんはどういうチームに映りましたか。

GEMO:面接を受けたときにスタッフの方とお話ししたのですが「e-Sportsを盛り上げたい」という姿勢が強く伝わってきて、ここに所属できたらいいなと思ったことをおぼえています。また、これはとても個人的なことですが、チームの活動拠点がいま住んでいるところに近くて、そういう意味でもAXIZに入れてよかったなと思っています(笑)。

――GEMO選手はプロになるまではどのように『Shadowverse』をプレイされていたのでしょうか。遊び始めた当時のことなども含めてお話しいただけますか。

GEMO『Shadowverse』を始めたのは「クラシックカードパック」の頃なので、ほぼサービス開始当初からプレイしていますね。それまでアナログのカードゲームを少し遊んでいたこともあって、知り合いから「新しいカードゲームが始まるからやってみよう」と誘われたのがきっかけです。

――当時はまだそれほどデジタルカードゲームが多くなかったと思いますが、『Shadowverse』のファーストインプレッションはどうでしたか。

GEMO:遊んでみて、まずテンポのよさに驚きました。ゲームそのもののテンポもそうなのですが、アプリを立ち上げたらすぐに対戦できるという手軽さもそうです。アナログのカードゲームでは、対戦するにはどうしてもショップや大会に行って相手を探すか、あるいは友達の家に集まってというステップが必要になりますが、それを飛ばしてすぐに対戦ができるのはすごいなと強く思いました。また、ユーザーインタフェースも遊びやすさ、操作しやすさが追及された作りになっていて「これはおもしろいぞ」と、一気にのめり込みました

――元からカードゲームを遊んでいたということですが、すぐに競技的な大会などにも参加されるようになったのでしょうか。

GEMO:JCGさんの大会にはわりとすぐ参加するようになりましたね。4回くらい挑戦して、そこで初めて予選を抜けられてうれしかったです。それ以降『Shadowverse』を通じて「勝てて楽しい」という達成感を感じられるようになって、ずっとモチベーションを高く維持してプレイしてきました。そして今シーズンからはプロプレイヤーになれたので、また一つ『Shadowverse』で楽しいことを体験できたなと幸運に思っています。

◆プロプレイヤーとして戦うということ

――GEMO選手は2ndシーズンからプロプレイヤーとして戦っていますが、プロプレイヤーになったことで『Shadowverse』との向き合い方に変化はありましたか。

GEMO:プロリーグの試合では、まだどうしても緊張してしまいますね。気負わず、普段どおりにやるべきだとはわかっているのですが、まだリラックスして試合に臨めていない部分があると思います。

――1stシーズンでも緊張からかミスをしている方がいましたから、プロと言えど、これは慣れの面が大きいのでしょうね。

GEMO:それ以外では、デッキ選択などをより理論的にやるようになりました。見ている方を楽しませるというのもプロの考えるべきことだとは思いますが、まず第一にプロは勝ち負けを意識しなくてはならないと考えているので、いわゆるロマンを追い求めるデッキなどはプロリーグに持っていくデッキの調整では試さないようになりました。もちろん、可能性があれば別ですが「使って楽しいから」という理由ではデッキを選ばなくなりましたね。

――日常生活では何か変化はありましたか。

GEMO:自分の振る舞いを意識することが少し増えました。具体的には、もう今では当たり前のことになりましたが、やはりSNSの使い方などですね。試合中に抱く緊張感なども合わせて自分が「見られる側」になったんだと感じるようになりました。

――共にプロリーグを戦うチームメイトについて、お話しいただけますか。

GEMO:チームメイトはみんな個性的で、かつプレイもうまいので自分としては心強いです。MISAKIは元々エルフ使いとして有名でしたが、実際にチームを組むとみんなが思っている以上にエルフ愛が深いプレイヤーでした(笑)。あの情熱には見習うべきところがあると思います。

BO-INは主にアンリミテッドを担当してもらっていますが、知識量がすごくて変なデッキをいっぱい知っています(笑)。AXIZはまだ新しいチームで、ほかのチームのデータを集めている最中ですが、そういったデータ集めの中心になっているのも彼です。

2Pick担当のROBはプレイが堅実でミスの少ないプレイヤーです。一発勝負となる2Pickを彼が担当してくれているのは非常に心強いですね。

――プロリーグでの戦いにおいて印象的だったシーンなどはありますか。

GEMO:これは1stシーズン中にどのチームも、そして観戦しているプレイヤーも気がついたことですが、やはり2Pickの重要性ですね。AXIZもそうですが、横浜F・マリノスさんもチームを結成するにあたってしっかりと2Pick担当といえるプレイヤーを加入させていますし、1stシーズンからのチームも今ではしっかり2Pick担当プレイヤーを定めています。

そしてもう1つはやはりローテーション、アンリミテッドで4つ目のデッキを探さなくてはいけないという点ですね。これはプロリーグならではの特殊な環境だと思います。言ってみれば環境の121枚目から160枚目のカードのなかでベストなものを探さなくてはなりません。個人で遊ぶぶんにはここまでカードを探す必要はありませんからね。ここでもBO-INがいろいろなデータを集めて参謀的な役割を担ってくれているので本当に助かっています。

◆プロプレイヤーとして成したいことは

――GEMO選手はプロプレイヤーになりたいと強く思っていたというお話しを先ほどうかがいました。そして、今シーズンその夢は叶ったわけですが、次にGEMO選手が、今度はプロプレイヤーとして目指すものを教えていただけますか。

GEMO:まず、やはりプロプレイヤーとして第一の目標となるのは“勝つ”ということです。もちろん『Shadowverse』は1人で技術を突き詰めていくタイプの競技ではなく、対戦相手あってのものですし、運の要素も絡みますから100戦して100勝するというわけにはいきません。いきませんが、できる限り妥協せず、勝ち続けようとする意志を持つことが大事だと考えています。

そして、その意志をもとにリーグ優勝、そして個人成績でもトップになりたいと思っています。それを観た人に『Shadowverse』の熱気と、プロリーグの真剣さが伝わって自分もプロプレイヤーになりたいと思ってもらったり、同じ世界を目指す人が増えてくれればうれしいですね。

◆『Shadowverse』プレイヤーへのメッセージ

――では最後にご自身のこれからの戦いへの意気込みや、『Shadowverse』プレイヤーへのメッセージをいただけますか。

GEMO:はじめは、自分がプロプレイヤーになったところで応援してくれる人なんかいないだろうなと思っていました。そういう状況で戦うことになるだろうと。しかし、実際は違いました。応援してくれる人がたくさんいたんですね。これは本当にうれしいことで、また応援してくれる人には感謝しています。応援してくれるということは、自分に期待してくれているということです。その期待を裏切ることなく、がんばりたいです!

――ありがとうございました。

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