【FF-TCG】作品単研究 第3回:「Opus VI」で強化された5タイトルをデッキレシピと共に紹介!

『FINAL FANTASY TRADING CARD GAME』の公式記事連載。今週は9月からの「MASTERS2018」で採用される作品単フォーマット考察記事の第3回をお届け。「Opus VI」の登場で強化された5つのタイトルをライター謹製のデッキと共に紹介します。

 

こんにちは! 「作品単」を愛する『FF-TCG』プレイヤーのJです。
「MASTERS2018」も後半戦に入り、先日、私も横浜大会に出場してきました。
風水のチョコボデッキで準決勝まで勝ち進めたのですが、そこで優勝されたハラさんとマッチングし、残念ながら負けてしまいました。
ハラさんの氷風デッキには、恐らく水属性のデッキが多いことを読んで【5-036L】《皇帝》imageが投入されており、これがこちらのキーカードである【5-121R】《アンドリア》imageに強烈に効きました。決勝でも【5-036L】《皇帝》imageはいい働きをしており、強豪プレイヤーの環境を読む力はすごいものだと思いました。

さて、この記事では今回も作品単についての記事をお届けしていきます。
作品単構築の基本的なルールとこれまでのコラムはこちらをご覧ください。

好きなタイトルで遊びつくそう! カジュアルフォーマット「作品単」のす
作品単研究 第1回:いまの「作品単」ってどんな環境?
作品単研究 第2回:トーナメント優勝デッキ&ライターオススメデッキを紹介!

7月に発売された「Opus VI」では、新たに130種類のカードが登場しました。
獲得したカード種の多い順にタイトルを並べてみましょう。

『FFXIV』:24種
『FFVIII』:19種
『FF零式』:14種
『FFTA2』:13種
『FFII』:12種

『FFVII』:6種
『FFXI』:6種
『MOBIUS』:6種
『FFX』:5種
『FFIX』:3種
『FFI』:2種
『FFVI』:2種
『FFIII』:1種
『FFIV』:1種
『FFXIII』:1種

(※『FFI』は2種、『FFCC』も7種のカードが追加されていますが、まだ作品単でデッキを構築できないため除外しています。)

今回は新たに追加されたカードたちが作品単構築にどのように影響を与えたのか、有力な作品ごとに紹介しつつ、デッキリストも掲載します。
皆さんの作品単研究の助けになれば幸いです。

◆一気にカードが充実した『FFII』

いま私が使っている『FFII』デッキはこちらです。

カードNo. カード名 枚数
フォワード(30枚)
【6-019L】 《フリオニール》 3
【6-003H】 《ガイ》 3
【6-057L】 《マリア》 3
【6-063H】 《レオンハルト》 3
【1-021H】 《フリオニール》 2
【1-022R】 《フリオニール》 2
【6-056H】 《ポール》 3
【6-103H】 《リチャード》 3
【6-115H】 《スコット》 2
【5-036L】 《皇帝》 2
【1-185H】 《皇帝》 2
【2-147L】 《皇帝》 2
バックアップ(18枚)
【1-083H】 《マリア》 3
【1-171H】 《ミンウ》 2
【6-045H】 《シド [II]》 3
【6-122H】 《ヒルダ》 2
【6-006C】 《幻術師》 2
【6-043C】 《幻術師》 2
【6-073C】 《幻術師》 2
【6-110C】 《幻術師》 2
モンスター(2枚)
【5-106R】 《黒騎士》 2

今まではほぼすべてのカードを投入してようやくデッキが50枚になるくらいの作品でしたが「Opus VI」で新たに【6-019L】《フリオニール》image、【6-057L】《マリア》image、【6-063H】《レオンハルト》image、【6-003H】《ガイ》imageといった【ジョブ(反乱軍)】のキャラクターを筆頭に、さまざまなカードが追加されました。

追加されたフォワードは全体的にパワーが高く、さらに【6-057L】《マリア》imageのアビリティで大きく強化されるため強固な戦線を築けます。フォワードの攻撃力という点では『FFII』は十分に一線級の力を持つようになったと言えるでしょう。

作品単の視点では【6-103H】《リチャード》imageの加入も大きな強化です。彼は『FFII』で初となるEXバースト持ちのカードで『FFII』デッキでは貴重なアドバンテージ獲得要員となります。『FFII』には召喚獣が存在せずフォワードの重要性がほかのデッキよりも高いのですが、その大事なフォワードを守れる【1-171H】《ミンウ》imageをサーチできるのも優秀です。
『FFII』はまだカードが少なく、また【6-045H】《シド[II]》imageのためにもデッキにたくさん《幻術師》を入れなくてはなりません。そのためバックアップを《幻術師》ばかり引いてしまうということもありますが、そんなときにも【6-103H】《リチャード》imageがいれば能力を持ったバックアップである【1-171H】《ミンウ》imageを探せます。

また、サブのアタッカーとして加わった【6-056H】《ポール》imageもいい働きをしてくれます。原作とは裏腹に【5-106R】《黒騎士》imageとは非常に相性がよく、相手が「主力のフォワードを守るためにまずはおとりで低コストフォワードを出して【5-106R】《黒騎士》imageを浪費させる」という選択肢を取れば、何らかの除去を使わない限り【6-056H】《ポール》imageを止めるのは難しくなるでしょう。

フォワードを中心に大きく強化された『FFII』デッキ。
【6-045H】《シド[II]》imageを出したあとはデッキからどんどんバックアップを抜いていけるので、もともとのフォワードの枚数が多いこともあり、ドローやサーチが少なくても毎ターンしっかりフォワードを確保できるはずです。不屈の反乱軍による攻勢で勝利をつかみましょう。

◆強力な召喚獣と強力なサーチのネットワークを手に入れた『FFVIII』

『FFVIII』もまずはデッキリストからご覧いただきましょう。

カードNo. カード名 枚数
フォワード(25枚)
【1-041L】 《スコール》 1
【1-042R】 《スコール》 2
【6-033H】 《スコール》 2
【1-059R】 《ラグナ》 3
【6-040H】 《ラグナ》 3
【2-047L】 《リノア》 3
【2-111C】 《サイファー》 1
【6-094L】 《サイファー》 3
【6-095R】 《サイファー》 1
【2-105C】 《キロス》 1
【6-004C】 《キロス》 2
【6-012R】 《ゼル》 1
【6-107R】 《アルティミシア》 2
バックアップ(17枚)
【2-001H】 《アーヴァイン》 1
【2-048R】 《リノア》 3
【6-013R】 《セルフィ》 3
【6-054R】 《風神》 3
【6-101R】 《雷神》 3
【6-087R】 《イデア》 2
【6-032C】 《召喚士》 2
召喚獣(8枚)
【2-045C】 《ムンバ》 3
【6-052R】 《ディアボロス》 2
【6-074C】 《サボテンダー》 3

「Opus II」以降、あまりカードの追加がなかった作品ですが「Opus VI」で大きく様変わりしました。特に大きかったのは強力な召喚獣の追加です。
これまで『FFVIII』には【2-045C】《ムンバ》imageと【2-002C】《イフリート》imageしか作品単で有力な召喚獣がなく、これらのカードで相手を主力フォワードを倒すためには追加のもう一手が必要でした。しかし【6-074C】《サボテンダー》imageを得たこれからは違います

作品単のルールであれば12000~16000のダメージも簡単に狙えます。召喚獣によって選ばれない、あるいはダメージを受けないフォワード以外はこのカードから逃れることはできないでしょう。

それ以外にも相手フォワードを弱体化させる【6-052R】《ディアボロス》imageはドローもできるお得な召喚獣でゲーム中盤以降は重複してしまったバックアップをコストに召喚することで不要なカードを新しいカードと交換できます。

また【6-040H】《ラグナ》imageと【6-054R】《風神》imageの登場によりカードを探す力も大幅にアップしています。【6-095R】《サイファー》imageも【ジョブ(魔女)】を探せるため、サーチを連鎖させて必要なカードをそろえていくことができます。
【6-054R】《風神》imageと【6-101R】《雷神》imageのサポートにより、各種【カード名(サイファー)】が非常に強くなったことで、いままでの『FFVIII』単にはなかったスピード感も加わりました。

【6-087R】《イデア》imageの加入も大きな収穫の1つです。ブレイクゾーンの【ジョブ(魔女)】と入れ替われるため【1-152L】《アルティミシア》imageや【6-107R】《アルティミシア》imageをより強力に運用できます。作品単構築では真価を発揮しづらいかもしれませんが雷属性のバックアップを多めに投入すれば【2-099L】《イデア》imageも悪くありません。

『FFVIII』は単体で強力なカードは少ないものの、複数のカードがそろうことで高いパフォーマンスを発揮できるようになります。作品単構築では普段の構築戦よりも除去手段が限定されるため、フォワードどうしのシナジーやコンボを活かしやすくなります。フィールドにたくさんカードを並べて戦いたいというプレイヤーにオススメです。

◆バックアップとモンスターが大量追加された『FF零式(TYPE-0)』

『FF零式』のデッキリストはこちらです。

カードNo. カード名 枚数
フォワード(24枚)
【3-109C】 《サイス》 2
【3-057R】 《セブン》 2
【3-064H】 《トレイ》 2
【3-051R】 《エイト》 3
【3-151S】 《クイーン》 3
【3-104C】 《クイーン》 1
【3-113R】 《ナイン》 2
【3-006R】 《キング》 2
【3-003R】 《エース》 3
【3-022H】 《マキナ》 2
【3-153S】 《エース》 2
バックアップ(16枚)
【3-072R】 《レム》 3
【3-150S】 《モーグリ-0組-》 3
【3-062C】 《デュース》 3
【3-009C】 《ケイト》 3
【3-097R】 《アレシア・アルラシア》 2
【5-012H】 《朱雀のルシ セツナ》 2
召喚獣(7枚)
【3-002R】 《イフリート》 3
【3-102R】 《オーディン》 2
【3-061R】 《ディアボロス》 2
モンスター(3枚)
【6-030C】 《軍用クァール》 1
【6-098R】 《バクライリュウ》 2

「Opus VI」では、火属性以外の各属性に【カテゴリ(TYPE-0)】のモンスターが追加されました。
いままでは【3-102R】《オーディン》imageなどの召喚獣によるサポートを背景にフォワードのパワーとスペシャルアビリティで押し切るスタイルが主流でしたが【6-030C】《軍用クァール》imageや【6-059R】《ヨクリュウ》image、【6-098R】《バクライリュウ》imageなど、軽いコストでフィールドに出しておけるモンスターが追加されたので、より柔軟に戦えるようになっています。

いまのデッキでは【6-098R】《バクライリュウ》imageを採用していますが【6-059R】《ヨクリュウ》imageも有力な候補です。作品単はパワーの高さで押してくるデッキも多いため、そちらを警戒するなら入れ替えるのも有効です。
これらのモンスターの追加により、キャラクターの数を参照する【3-061R】《ディアボロス》imageもより強力になっています。

それ以外のカードでは【6-010H】《朱雀のルシ セツナ》imageや【6-023R】《エミナ》image、【6-025R】《カヅサ》imageといった優秀なバックアップも増えています。
しかし【ジョブ(クラスゼロ)】を主軸としたデッキでは、ジョブのシナジーを得るためバックアップにも【ジョブ(クラスゼロ)】が多く入るので、スペースの問題で全部入れるというわけにはいきません。アクションアビリティのために氷属性のCPも必要になるため、少ないスペースにどれを入れるかは悩みどころです。私はいまは追加の除去になる【6-010H】《朱雀のルシ セツナ》imageを採用しています。

『FF零式』は作品単においてこれまでも有力なタイトルでしたが、これまで持っていなかったモンスターを手に入れたことによってさらに強化され、よりスキのないデッキになったと感じます。作品単の大会に出る際は仮想敵として意識しておいて損はないでしょう。

◆一気にカード13種を獲得! 期待の新星『FFTA2』

『FFTA2』も13種類カードが増えた注目のタイトルです。
まずはデッキリストをご覧ください。

カードNo. カード名 枚数
フォワード(30枚)
【5-042C】 《トリックスター》 3
【5-050H】 《アデル》 3
【5-069H】 《ルッソ》 3
【5-096C】 《ラニスタ》 3
【5-099H】 《イルーア》 3
【5-098C】 《アサシン》 3
【6-099H】 《フリメルダ》 3
【6-015C】 《ソルジャー》 3
【6-061C】 《ラプター》 3
【6-114C】 《神殿騎士》 3
バックアップ(17枚)
【6-020H】 《モンブラン》 3
【5-043R】 《ハーディ》 2
【5-103R】 《ガリークランのシド》 2
【5-054C】 《狩人》 1
【5-055C】 《シーフ》 2
【5-028C】 《裏魔道士》 2
【5-114C】 《砲撃士》 2
【6-006C】 《幻術師》 3
召喚獣(3枚)
【5-044C】 《背徳の皇帝マティウス》 3

シールド戦でも大活躍した【6-015C】《ソルジャー》imageや【6-061C】《ラプター》imageをはじめ【6-100C】《ユエン》imageや【6-114C】《神殿騎士》imageなど、さまざまなアビリティを持った優秀なフォワードが増えています。
【6-099H】《フリメルダ》imageも対応して除去されると効果がなくなってしまうという弱点はありますが、待望の除去能力つきフォワードとして活躍してくれるでしょう。

また【6-020H】《モンブラン》imageの加入も非常に大きな強化点です。このカードは作品単構築であれば4000~8000ほどのダメージを狙えます。『FFVIII』デッキのところでもお話ししましたが作品単は通常の構築戦よりもフォワードが並びやすいため、こういったアビリティは非常に強力です。
アビリティを使うために火属性のCPが必要なので【6-006C】《幻術師》imageで供給してあげましょう。

さらにこのカードの登場により【5-043R】《ハーディ》imageにも相方が見つかりました。【6-020H】《モンブラン》imageはこのデッキの除去のかなめとなるカードなので、サーチ手段が用意されているのは非常にうれしいです。

まだ召喚獣が【5-044C】《背徳の皇帝マティウス》imageしかいないという弱点はありますが、優秀な【ジョブ(一般兵)】のフォワードを軸にすえて戦えるデッキです。
描きおろしのものも含めてイラストが非常にかわいいのもオススメできるポイントです。

◆構築戦とほとんど同じ強さを誇る『FFXIV』

『FFXIV』は「Opus V」「Opus VI」でもっとも強化されたと言っても過言ではないタイトルです。今後の作品単環境では意識されるデッキになるでしょう。サンプルレシピはこちらです。

カードNo. カード名 枚数
フォワード(32枚)
【2-098L】 《異才のアモン》 2
【1-084H】 《ヤ・シュトラ》 2
【5-068L】 《ヤ・シュトラ》 3
【6-083H】 《ヤ・シュトラ》 3
【4-096H】 《ラウバーン》 2
【5-107H】 《サンクレッド》 3
【5-158S】 《イダ》 3
【5-159S】 《パパリモ》 3
【5-163S】 《ウリエンジェ》 3
【6-088L】 《エスティニアン》 3
【6-106H】 《アイメリク》 3
【6-127L】 《フレースヴェルグ》 1
【6-130L】 《ニーズヘッグ》 1
バックアップ(18枚)
【4-096H】 《ラウバーン》 2
【5-082C】 《採掘師》 2
【5-120C】 《ルイゾワ》 3
【5-160S】 《ミンフィリア》 3
【5-161S】 《アリゼー》 3
【5-162S】 《アルフィノ》 3
【6-071H】 《クルル [XIV]》 2

これまでの『FFXIV』デッキは【5-158S】《イダ》imageに依存したデッキでした。それでも【ジョブ(暁の血盟)】シナジーによって十分戦えるデッキでしたが、「Opus VI」では【ジョブ(暁の血盟)】のシナジーと単体のカードパワーの両面で強化が施されました。

まず【ジョブ(暁の血盟)】シナジーの面では【6-083H】《ヤ・シュトラ》image、【6-071H】《クルル [XIV]》imageの加入が大きいです。
【6-083H】《ヤ・シュトラ》imageはパワー8000あるアタッカーとして働くだけでなく、条件を満たせばアタックするだけで8000ダメージを与えられるようになります。アタッカーの少なかった『FFXIV』デッキにとっては非常にありがたい存在です。
【6-071H】《クルル [XIV]》imageはアビリティこそ地味な印象を受けますが【ジョブ(暁の血盟)】であるということに大きな価値があります。これにより【5-160S】《ミンフィリア》imageの除去能力などもより使いやすくなり、デッキパワーが底上げされています。

【ジョブ(暁の血盟)】シナジー以外の面では【6-088L】《エスティニアン》imageの加入が非常に大きいです。
彼は【5-158S】《イダ》image、【6-083H】《ヤ・シュトラ》imageに続く第3のアタッカーであり、ほぼブロックされないアビリティ、1ターンに2回アタックできるアビリティと合わさってゲームを決める力が非常に高いカードです。

また光・闇属性に【6-127L】《フレースヴェルグ》imageと【6-130L】《ニーズヘッグ》imageという選択肢が加わったことも見逃せません。
特に【6-127L】《フレースヴェルグ》imageはブレイクゾーンの除外やアタックフェイズのスキップといった唯一無二のアビリティを持っているため、どうしても力押しになりがちな『FFXIV』デッキに器用さを与えてくれる1枚です。
たとえやられてしまっても【5-082C】《採掘師》imageで回収できるので、出しなおして何度もアビリティを使っていきましょう。

召喚獣がないため相手のターンに干渉する手段が少ないという弱点はあるものの、フォワードとバックアップの質という点では全作品のなかでもトップクラスの強さを誇ると言っていいでしょう。
ほとんどのカードがスターターセット『FINAL FANTASY XIV』と「Opus V」「Opus VI」だけでそろうため構築しやすい点も長所で、初心者からベテランまで幅広いプレイヤーにオススメできるタイトルです。

◆終わりに

「Opus VI」で強化された5つのタイトルとそのデッキを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
作品単構築ではこれまで『FFVII』『FFX』『FFXIII』『FFT』『FF零式』などが有力なタイトルとされてきましたが「Opus VI」の登場により『FFII』『FFVIII』『FFXIV』『FFTA2』などのデッキも存在感を増してきています。
初の作品単で行なわれる「MASTERS2018」下関大会ではどんなタイトルが勝ち上がるのか、いまから楽しみでなりません。
9月8日(土)の「MASTERS2018」東京大会も作品単で開催されます。私も作品単構築のライターとしてがんばりたいと思います。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

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